2020/8/31
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。
今回は一歩先を行く?釣り方に関するこの質問にお答えします。
【質問】
先日は質問に答えていただきありがとうございました。大変ためになりました。今回は前回の質問とは全然違うんですが、金森さんはベイトフィネスPEを試されたことはありますか?今江プロや奥田学プロがされていて、ふと金森さんはどう考えてらっしゃるのかなと思いました。ざくっとした質問で申し訳ないのですが、とりあえず今回はベイトフィネスPEの走りだけでもいいので語ってもらえると嬉しいです。
時は来た!からでも遅くはありません。
やってます!と言うのがまずは回答として。
とは言え勉強中と言うことで、
正直な理解度としては50、60%。
ちょいちょいここかなと思うシチュエーションで手を出してみて、ゆっくりとですが自分の釣りに取り込んでいる状況での回答とご理解ください。
それではまずは
メリット。
個人差はありますが、全体的にみてスピニングよりもベイトフィネスのほうがキャスティングが決まりやすい。
同じピッチング、あるいはサイドハンドで投げるにしても、スピニングよりもベイトのほうが一般的にもキャストは決まりやすいと言うのは当てはまります。
個人的にもベイトは精度が出るので、
キャスタビリティに関してはベイトフィネスPEのがもうひとつ高い次元でアプローチはしやすいでしょう。
ただし、バックラッシュに対してプレッシャーがないアングラーが前提ではありますが。
PEを使うとどうしてもバックラッシュの頻度は格段に上がります。
ラインの径が細い分リスクがある。
そこはまぁ技術の差はありますが、メカニカルブレーキやサミングでコントロールできることができる要素かなと。
なので
キャスタビリティに関してはベイトフィネスPEのが優れている部分になります。
ただ言葉の問題として、『ベイトフィネス』と聞けば、それぞれのアングラーにとってのベイトフィネス像がありますよね。
人によってはライトクラス、人によってはミディアムライトクラス、ミディアムクラス、あるいはヘビークラスと言う人もいます。
実際、現在においてはベイトフィネスにもかなりバリエーションの幅があります。
そこでベイトフィネスPEとなると、
どのタックルを使うかによってやることの内容は変わってきてしまいます。
いままさに、そのすべてのクラスのタックルでトライしている最中ではありますが、
ヘビークラス、例えばパワーフィネスと呼ばれるヘビークラスのスピニングでPEを使う釣りがあります。
この釣りをベイトフィネスでやったときの違い。
繊細さには欠けます。
同じヘビークラスでもスピニングのほうが小さくて軽いルアーはまだ投げやすしまだ操作もしやすい。
それはスピニングタックルを持ったときにリールがロッドの下側にきて、重心が下になるからです。
繊細ではないつまり操作の精度がでにくい。
そこで、ヘビークラスのベイトフィネスPEをやるとなると、いままでのスピニングのイメージとは別のモノにしたほうがいいのではないかなどと考えつつ、正直模索中です。
このように、タックルひとつで感覚が大きく変わる、となると解決策としては、
ベイトフィネスPE専用のロッドになります。
補足すると、いま現在みなさんが持っているベイトフィネスタックル、特に
ミディアムライトクラスまでのタックルを使っている人がベイトフィネスPEを導入するとします。
となると、
扱いたい具(ルアーやリグ)が同じウエイトやサイズであれば、スピニングならヘビータックルでやれるのに、繊細さを補うためにもワンランクツーランク繊細なタックルを使わざるを得ない。
そうすると必然的に
パワー不足になるので、カバーで使ってもメリットがなにもありません。
ではなぜわざわざベイトフィネスでPEをやる理由があるのか。
この点で、今後ベイトフィネスPE専用のロッドがどれだけ普及するかがキーになるんじゃないのかなと個人的には思っています。
が、いかがでしょうか?と逆質問(笑)。
一応メーカーとして、ロッドはツバを着ける程度に開発していますが、これ需要ある!?と。
現在、スピニングのヘビー、ミディアムヘビークラスで吊るしなどのいわゆるパワースピニング的アプローチができているアングラーであれば、さほどはメリットがありません。
スピニングのキャストが決まらない、うまくない人には向いてるかなぁ。
まぁ世の中どうなるかは分からないので、いままさに
メリットデメリットを確認しつつ試している段階です。
現状、カナモリタカシとしては、ぶっちゃけそこまで気持ちやスタイルを持っていかれるような存在ではないかなと。
あってもいいよねと言うレベルです。
ただ、ベイトフィネスPEでやることが圧倒的なアドバンテージになるルアーやリグ、釣り方が出てくるのであれば可能性はなくはありません。
そうした釣りを提案できるようにと言う意味も含め、ロッドも考慮しつつ現在進行中!ですが、個人的にはまだ焦らないでも大丈夫かな。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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