JUKE BOX 2020 34 正しいアピールのセレクト法は?

2020/9/7

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。

まずは艇王戦、ご観覧(?)、ご声援ありがとうございました。

キルモード全開の永遠のライバルにぶっ飛ばされずにすんでホッとしております(笑)。

なにか質問がありましたらぜひこちらまで。

と言うわけで、今回はこの質問に答えましょう!

【質問】
ひと口にアピールといってもフラッシング、カラー、音、水押し、ボリューム、など色んなアプローチがあると思うのですが、その判断の仕方を教えて下さい。よろしくお願いします。


表と裏から考えるだけです。

質問するまでもなく、質問の内容からはすでに見えているように思えますね。

つまり、質問のキーワードの通りですよと。

大事なのはプライオリティです。

そのときに魚がなにを求めているのかと言うプライオリティと、そのとき自分がどうしたいかのプライオリティ。

このふたつが合致すれば、工夫せずともそれでやれば魚は釣れると思います。


例えば濁り。

魚としては視界が効きにくいので水押しでアピールしてくれたら気付けるなと。

釣り人も、この濁りだったら音でもないし色でもない、目の前を通らなきゃダメだからルアーが接近する合図になる水押しだよね、そうしよう。

ハイ、釣れます。

ただし、このような例を持ち出してもそれはあくまで机上の空論で、その通りのシチュエーションは起こりえません。

そうなると答えがない質問なんですが、そこまでに至る考え方が大事で、それがつまり答えになるかなと言うのがややこしいですが答えです(笑)。

まず、質問をくれた方はアピールの種類をきっちりと理解しています。

そこまで理解しているのであれば、おそらく実際に当て込むこと、アピールをローテーションすることが面倒だと感じているのか、もしくはやってはみるものの答えが返ってこないのかのどちらかのはず。

もし後者であるならば、ごちゃごちゃと考えても迷走するのは目に見えるので割り切りましょう。

そのときにベストなエリアとタイミングで引けていなかっただけです。

なにかアピールさせたいと感じるときは、ひとつに変化のタイミングだと思います。

濁りが入った、波立った、流れが強くなった、晴れた曇ったなどなど。

あとはこれからの時期にありがちな変化ですが、適水温になって魚が散り散りになったからアピールして気付いてもらいたいとか。
 
状況を感じ取って釣れる方向にもっていく。釣りでは至極当たり前の行動です。

でもそのアピールさせたい、させたことによって釣れるのは、あくまでエリアとタイミングが合致したときの結果であって、その根本が合っていないのにいろいろなことを試しても結果が出ないのは当たり前。

誤解されないように説明すると、まずは釣るための基本中の基本、まずはエリアとタイミングと言うことです。

極力正解に近いところに立たないと、どんなに考えても工夫してみても水の泡。
 
逆にそこに立つことで考え方や工夫の正解不正解が分かります。つまり釣れるか釣れないかです。

では、エリアとタイミングは悪くないはず。

周りも釣っているとか、実績があるとかであれば、最初に書いたように、魚と自分のプライオリティのトップを合わせること。

濁りであれば、濁りの程度にもよりますが、激しい濁りであれば、水押しの強さか色。

逆にクリア気味でもアピールさせたい。

なぜか?

朝マズメで全体的にシェードになっているから。

じゃあ水押しでも悪くないけどフラッシングで広域にキラキラさせたいよね、と言う選択肢も出てくるはず。

このように必要なアピールの要素がピックアップできていれば、あとはいかに多くのバリエーションで経験するかになります。

もうひとつ例としては、音を上げるべきとき。

通常の音ではかき消されてしまうシチュエーションですよね。

具体的には濁りではなく、流れ、もしくは波。

そうなると、ボリュームでもなく水押しでもカラーでもなく、音だなと。
 
要は連想ゲームですよね。

それぞれのアピールする要素がどういうシチュエーションで最も効果を発揮するのか。

そして魚はなにを求めているのか。

結び付いたのであれば試してみるだけ。

それでもダメならエリアとタイミングを見直すこと。

コレ!と言う答えではないですが、それが答えなので、ぜひ考えて試してみてください。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!
 

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