JUKE BOX 2020 36 巻く? 止める? 食わせるのに適正なのは?

2020/9/21

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

すっかり秋も深まってきた今日この頃ですが、今回はこの質問にお答えましましょう!

【質問】
巻いて食わせるのか、止めて食わせるのか。それぞれ食わせ方も、そこで使うルアーにも違いがあると思いますが、ルアーの泳ぎ方でどっちなのか見分けることができるのでしょうか。


ごまかすべきか、見せるべきか、それが問題です。

う~ん、勢いよく答えてみましょう!と言ってはみたものの、『ルアーの泳ぎ方で見分ける』と言うのは・・・斬新ですね(笑)。

僕が質問の意図がきちんと汲みとれていないのかもしれませんが、止めて食わせられるルアーの条件としては、サスペンドならびにスローフローティングってことですよね。

でもソフトルアー? ハードルアー?

それを知ったところで?と言うことも感じられますが、まぁソフトであれハードであれ、ルアーが止めてどうなるタイプなのかを見ましょうと言うことでよろしいでしょうか?

それよりも大事なことは、タイプとして止めて食わせるバスと巻いて食わせるバスがいると言うこと。

言い換えると、巻かないと食わないバスと止めないと食わないバスがいる。

巻いて食う止めて食うルアーを知る前に、どういうバスがその対象になるのかを知っておいてください。

ただし、この回答も季節によって異なるのが前提。

春先のように動きが鈍いバスに対して、あえてルアーを止めることで距離を縮めてもらうことがあります。

晩冬から初春にかけての傾向ですが、そういった場合は除くとして、ルアーを巻いたり止めたりするときに、止めてもしょうがない景色が存在します。

それがフラット及びシャローフラット。

ここでは止める理由がありません。


あるとしたらさっき書いたように晩冬、春先だけ。

その季節以外では、効率重視の巻き物を止める行為にはほぼ理由がありません。
 
むしろやりたいのは止めることよりも投げ続けること、キャスト数を増やすこと。

止める=スローではなく早巻きになります。

要はちゃんと見せない。

今回の質問は、詰まるところ見せたいか見せたくないかの二択。


プラグをやる上で、この二択の精査は大事なファーストステップです。

事実としてほとんどの巻き物は見せたくない。

バスの都合で見切られたくはない。

だからこそやるべきことは巻き続けるかなにかに当て続けるか。

その唯一にして分かりやすいのはシャローフラット。

こうした場所は見せない、見せたくない。

大きなルアーであればより速く、あるいは小ぶりなルアーを選んで巻く。

そうした工夫で見せないことが重要になります。
 
スピナーベイトがマッディシャローで強いのは、ひょっとしたら止めたら意味がないことが分かりやすく表現されているのかもしれません。いや、分かりにくいか(苦笑)。

そして真逆なのが、小場所。

スポットに対して粘着質に着いているバス。

もちろんスポーニングではありませんが、例えば暑い時期のシェード。

1日中シェードが形成されていれば、そこには絶対にバスが着いているはず。

こうしたバスに対してシャローフラットのように早巻きに固執するのは意味がありません。

一瞬で通り過ぎてしまうので。


レイダウンでもいいし、へこみでも水門でもウィードパッチでもいいしオーバーハングでもいいんですが、そうした小場所へはなるべく長い時間見せあげること。

じゃないと気付かないので。

そうなると必要になるのは止めること、になりますよね。
 
例えばこんな場所。巻くよりも入れ込みたくなる景色です。

そうった粘着質な魚にこそルアーを見せる価値はあります。

ギルタイプのビッグベイトのようなルアーをソフトプレゼンテーションで落として、ゆっくりじっくりスポットに入れて止めておく。

すると、リラックスできる場所に知らないヤツがいる!となれば追い払いたくなるかいずれにせよ口を使いたくなる。

その場所には不都合な、エサなり違和感なりを演出する必要があるので止めたほうが理にかなっています。

もちろんこれだけではありませんが、こんな風に動かしたほうがいいシチュエーション、止めたほうがいいシチュエーションがあるので、まずはそこから考えてみてください。

それからルアーを選べば問題ないのでは。

そこではどんなルアーが?となればまた質問をいただければと思います。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!
 

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