2020/10/12
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
今回は、最近すっかりボートの印象が強いと言うことで・・・ボートの釣りに関するこの質問にお答えします(笑)。
オカッパリじゃないんかーい!って言うね(笑)。
【質問】
最近、ボート釣りをもっと極めようと思って魚探が欲しくてたまらないのですが、魚探の見方や活用法などがいまいちわからず躊躇っています。金森さん的な活用術だったり理論をお聞きしたいです。
魚探が魚を釣ってくれるわけではありません。
魚探に関しての質問は確か以前にも答えた覚えがありますが、ナウ・イズ・ナウと言うことで、いまの回答として読んでみてください。
服に着られていると言う表現がありますが、それと同じじゃないでしょうか。
魚探に翻弄されているかもしれません。
ひとつ誤解がないように言いますが、
魚探はなくてもいいとは思いません。
むしろあったほうがいいと思います。
トーナメントや艇王など、シビアな戦いでは必需品でしょう。
でも、
魚探の世界がすべてじゃないことが重要です。
あの小さな画面に映ったものがすべてだと思う人が大半ですが、
あれはあくまで水中を切り取った一部です。
いま水中で起こりうる変化の可能性の一部を映し出した情報と捉えられば大いにありだと思います。
いま魚探はすごいスピードで進化を遂げています。
ガーミンのライブスコープなんかはホントにすごい。
いままで映せなかった物、あるといいなと思っていたけど、再現不可能だった物が再現できるようになっています。
でもそれは角度、方位が限定的であって、その狭い角度の映像をすべてと思って釣りをするとまさに最初に書いた魚探に翻弄、服に着られている状態になってしまいます。
いわゆるトッププロと呼ばれる人たちは、その活用の仕方が非常に上手です。
実際に魚探にライブで映った映像を見てキャッチすることもありますが、角度、ベイト、魚のすべて意味があれば実践して釣っているだけで、なんでもかんでも魚探で釣っているわけではありません。
やっぱり結論は
どう活用するか。
120%信じてしまう、これがなきゃ釣れない!と思えば買ってもいいですが、活用と言う意味では活用し切れずに(120%妄信していると言う点で)高い買い物で終わる可能性は高いでしょう。
であれば、
最新ハイエンドの機種ではなくて、最低限、水温と水深と地形がある程度分かるような物でもいいんじゃないでしょうかと言うのがひとつ。
そしてもうひとつは、魚探の世界観に支配されず、
活用していける入り口が見えていて、そこから入ろうとするのであれば、中途半端な物は買わないほうがいいでしょう。
この程度かな?で買って、やっぱりいい物が欲しいとなれば、まさにムダな買い物ですからね。
いずれにせよ大事なのは、
魚探を使いつつも、自分の目と感覚を衰えさせないこと。
機械ってそういうものですからね。
サポートはしてくれますが、100%自分の感覚にはなりえない。
だからこそ高性能であればあるほど、使う自分の感覚も研ぎ澄ませていたほうがいいと思います。
釣り人の心は弱いので、つい最先端技術による情報が目の前にあれば脳も気持ちも持っていかれます。
魚探もあくまで釣ることをサポートしてくれる道具であって、ロッドやリール、ボートにエレキと同じ。
釣り人として、そこを忘れなければ極めるための強力な武器になるのではないでしょうか。
ただ、妄信している人は驚くほど多いです。
たしかにそれほどすごい性能であることには違いないんですが。
ちなみに今回の艇王で使った魚探はガーミンのGPSMAP8422xsv。前方150度の水平方向を映します。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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