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JUKE BOX 2020 48 ロングロッドとショートロッドの違いって?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
師走も押せ押せになってきましたが、買い物シーズンってこともあるので、以前にも答えたような気はしますが(笑)、こんな質問にお答えしてみまっす!
【質問】
人それぞれだとは思いますが、ロングロッドとショートロッドはそれぞれどんなメリットや使い分けがあるのでしょうか。使うルアーや状況など、金森さん的考え方を教えてください。
どこでなにをするか、したいか。それが理解できていれば、迷うことはほぼないでしょう。
千差万別、十人十色、究極の答えとしては、人それぞれなので人それぞれで良いかなと。
ただ、質問にあるようにメリットや使い分けの特徴をどう理解して取り込むべきか。
どちらも持ってみてどう使い分けられるか、ですね。
一般的に用いられる説明として、近距離はショート、遠距離はロングがあります。
これはまぁおおむね正しいです。
でも飛距離に関して言えば、ロングロッドだからショートロッドよりもはるか彼方に飛ばせるかと言うと、話は別。
ルアーウエイト、リール、ラインがイコールコンディションでショートとロングで投げ比べたときに、どこまで差が出るかと言うと、そこまででもありません。
じゃあ、ショートのが近くを撃ちすいしショートでいいじゃん?となりますが、差がでないのはあくまで飛距離の話。
飛ばした先でルアーやリグを動かすときの打点の高さが変わります。
たとえばいまの時期であればメタルバイブやバイブレーションプラグ。
飛びやすいルアーですが、6フィートのMのロッドで投げるのと、7.2インチのMであれば飛距離はほぼ同じ。
でもシャクル回数=リフト&フォールできる回数が変わります。
ショートロッドは打点が低いので、リフトしにくい。
さらに打点が低いほど、パワーの伝達も悪くなります。
刻みたくても刻めない。
所作は細かく刻んでるつもりでも、ロングロッドよりは回数は少なく手元に戻ってくるはず。
リフト&フォールの山が低くて距離が長いと言うことです。
飛距離に差がなくても刻み切れないと言うのが事実です。
つまり、操作の差が生まれやすいのがロングとショートの差になります。
使うリグによって大きく変わってくるので、一概には言えませんが、移動距離を抑えたいとなれば基本的にはロングロッドのほうが適しています。
ズル引きに関しても同様。
遠くに飛ばしてきちんと動かしたいのであればロングロッドに分があります。
逆に接近戦の小場所、ピッチング主体で、細かいシェイクなどの操作であればショートロッドですね。
近ければ近いほど今度はロングロッドだと刻みにくくなります。
さらに打点が高いので、風にも弱いし、上にある障害物が邪魔になったりします。
ショートロッドのアドバンテージですね。
好みも大事ですが、自分が行くフィールドの特徴、やりたい釣り、やるべき釣りを考慮してタックルを選ぶのがまぁ正当ですよね。
さらに操作性を高めたいならソリッドティップに代表されるようなマイルドなティップを持つロッドがベターでしょう。
また、ビッグレイクや野池のように沖に変化があるフィールドであればショートロッドよりもロングロッド。
7フィート以上がスタンダードになります。
使い心地やブランドごとの味付けなどは複雑ですが、こと長さに関しては、突き詰めると、極めてシンプルだと思います。
ちなみにその間を攻めたいなら、長さ的にもその中間、6.6~6.10くらいを選べば問題ないでしょう。
フィールドの特徴にロッドもルアーも合わせていくのがやはり基本的な考えですね。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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