2021/2/8
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さて今回は、厳寒期が終わらないうちに、毎年恒例のマッチザシーズンあるある的な、この質問にお答えします。
【質問】
リアクションの釣りとよく言いますが、食わせの釣りとの差はどこにあるんでしょうか? 使用するルアー?泳がせるスピード?それとも方向? 金森さんのリアクションの定義を教えていただきたいです。
マッチ・ザ・シーズンの質問でもありますが、オールシーズンの質問でもあります。アプローチに対する釣り人の姿勢、考え方の問題です。
毎年恒例は質問でもあるので、過去回(バックナンバー)を振り返りましょう。
と言う不親切な回答はできないのがカナモリタカシ。
とは言え毎年同じ回答も面白くないので、ちょっと方向性を変えてスパッと回答してみたいと思います。
まずひとつにこれはひと言で簡潔に答えます。
なぜそれが可能か。
僕がそれぞれの釣りをやり込んできた証だと思ってください。
見せるか見せないか。
以上です。
ここに尽きますね、言葉で集約すると。
食わせの釣りは一見、セコい、小ずるいと言うイメージがありますが、
実は食わせの釣りは究極の集約です。
バスはここにいる、おそらくこういう状態だろう、だからここにこういうルアーをこう入れてこう動かして見切らせないように口を使わせたい。
すべてのビジョンがビシッと見えていないとこうはいかない。
でも食わせの釣りはただ軽い、ただ小さいルアーをしつこくネチネチと動かすと言うイメージに偏りがちです。
でも実際は、さきほど述べたところまで考えた上での
クレバーな戦略です。
釣り人のビジョンの集約とも言えるでしょう。それでいて見せる釣り。
ハイ食べごろのエサが無防備にやってきましたよ、ホラ遠ざかりそうですよ、さぁ追いかけて食べてください。
ストーリーですよね。
これが頭の中で構築されていないと、ただただ時間がかかったり効率が悪かったりするだけになってしまいます。
諸刃の剣的な要素が強い釣りです。
見せてあげる、気付いてもらう、食べさせるのが食わせの釣りのベースです。
一方リアクションの釣りはあくまで見せるつもりはありません。
むしろ見せてしまうと見切られそうだから、
スピードを生かして見切らせないのがコンセプトです。
こうした季節柄リアクションと聞くとリフト&フォール、鋭く短く速く上げて落とすと言うところを連想しがちです。
いわゆるメタルバイブ、レベルバイブブーストの釣りです。
でもシーズン中であれば、直線的でも
速いスピードで巻くことで、それがエサなのかなんなのかをジャッジさせないアプローチ、仕掛けになります。
冬でもシャッドの早巻きと言えばピンとくる人も多いと思います。
そう考えると定義としては、見せたいか見せたくないか。
これはカラーの問題にも繋がりますが、まずはこれを覚えてください。
基本的な食わせとリアクションのカナモリタカシ的な定義としては、
見せるか見せないか、見せたいか見せたくないか、になります。
サクッとリアクション的に回答してみました(笑)。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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