2021/3/22
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さて今回は、いよいよ桜の開花の便りも届いてきましたので、あんまり関係ないですが(笑)、ある種定番とも言える、この質問にお答えしましょう。
【質問】
友人たちとルアーカラーの話をすると、どんなカラーが釣れるのかわからなくなり、結局自分の好みに偏ってしまいます。特に、トップルアーは大部分が水面より上だからバスは色以外の要素で食ってるんじゃないかと思い、カラーセレクトはなおさら適当になります。でも、カラーの違いで魚が釣れるということはあるとも思います。金森さんのカラー理論をお聞かせください。また、好きなカラー系ベスト3をワーム、プラグそれぞれ教えて欲しいです。
最低4つで最高の釣果を出せるカラー選び。ブレない気持ちと視点が必要です。
ハイ、おっしゃる通りでございます(笑)。
質問のなかですでに答えが導き出されているなと言う感じですが、
好みに偏ったカラーで正解です。
カラーの差で釣果に極端に差が出るのは、マレです。
もちろん差が出ないとは言いませんが、マレ。
トップ云々とありましたが、魚は下から見上げるしかないので極論、極論ですが、
黒か白かクリアがあれば問題はありません。
でも、それじゃ
気持ちが上がらない人もいますよね。
しかもトップと言っても動きが激しくてロールするルアーであれば側面は水中の魚からも見えます。
であれば、カラーは単色で3つあればと言うのもひっくり返すことはできますが、それは別の話。
ちなみにレイドジャパンのプロトルアーのカラーは視認性を重視することが多いです。
まずはトップウォータにおける黒、白、クリアの意味を理解しましょう。
黒は単純にシルエットがはっきり出るので、魚から一番認識しやすいカラーです。
白は、意外にカモフラージュ効果になります。
ベイトフィッシュの腹と同じ色ですよね。
バスが水面を見上げたときに、特に太陽光が絡んでいると白は同化します。
雲の白と同じです。
そしてクリアは光を通すのでめっちゃ見えます。
黒とは真逆で、光の透過で晴れていれば目立つし、曇っていてもなんとなく認識できるカラーになります。
以前にも答えましたが、要は見せたいか見せたくないか。
サーチするときに気付いて欲しいのであれば同化するカラーを投げても意味はないですよね。
じゃあ目立つ色にしよう。
濁りが入ってきて白っぽくなってきたと。
白で同化してもどうするの?(笑)
一方でピンスポットでビシッと入れてネチネチ動かしたい。
黒だと目立ちすぎて見切られる可能性があるよねー!
と言うように、
カラーによって使うべきシチュエーション、逆に言えば、シチュエーションによって使うべきカラーがあると言うことです。
「カラーには意味がない」と切り捨てることもできますが、「カラーで効果に差がでることもある」と意味付けすることもできる。
切り捨てるならトコトン好みに偏ったほうが気持ちが入って釣れるかもしれないし、意味付けしたいなら理論に基づいてしっかりカラーセレクトしたほうがモチベーションは上がります。そうなると迷わないし、単純に釣れる気がしますよね。
で、結論から言えば、それこそ何度も回答してますが、これはまだ変わらないのでトレースします(笑)。
それぞれのカラーの系統から好きな物をひとつずつ準備しておきましょう。
まずはプラグでもワームでも
黒。
濁ったときや見せたいときのためにひとつは持っておいて、いざと言う時に投入する。
それ以外に大事なのは
膨張系のピンク白オレンジ黄色などなど。
実際のルアーのサイズ感よりも、少しだけ大きく見せることができるカラーです。
その膨張系のなかで好きなカラーをひとつ持っておく。
白なら白、ピンクならピンクだけでかまいません。
お次は
フラッシング系。
ワームであればラメ入り、プラグであればメタル系。
いわゆるキンクロなんかは人気ですね。
シルバー、ゴールド、ラミネート入りなどなどですが、そのなかで好きなカラーをひとつ。
そして
水なじみが良いカラー。
ワームならクリアウォーターになじむスモーク、ステインならウォータメロン、マッディならグリパンと、代表色はありますが、どれもいわゆる同化系。
プラグでも水質になじみやすいカラーとうたっているカラーはあるはずです。
通っているフィールドの水質に合わせるのも良いし、ボトムの色から選んでもいいと思います。
そうした同化系、馴染み系からどれかひとつ。
以上、
黒、膨張、フラッシング、馴染みで4つ。
これでカラーで迷うことはないはず!
なので、カナモリタカシ的トップ3云々はナシ。
みんなの心にあるカラーが正解だ(笑)!
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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