2020/4/12
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さてさて今回は、地域によっては桜もすっかり散ったと言うことで、前回の春のお約束の質問に続いて、春に関するこんな質問についてお答えしましょう。
【質問】
おはこんばんにちは! 金森さんが春のシーズンで必ずタックルボックスに入れておくルアーを教えてください! できれば2021年の最新1軍セレクトをお願いします!
春と秋は引き出し勝負。その引き出しの種類が変わっていくことをまずは覚えてください。
ズバリ、
シンプルに全部です(笑)。
と言うのは、オールシーズンそうですが、
特に春と秋。
裏を返せば
夏と冬のような極端な季節はルアーは絞りやすい。
この件に関しては毎度回答しているので省略しますが、
夏と冬はスポットもタックルもルアーも偏る。
なので、このルアーとこれとこれがあればオッケー!と答えることができます。
ある意味決め付けてもいい。
でも魚のコンディションがバラバラであれば、決め付けは難しい。
春はひと雨ごとにコンディションが変わっていきます。
それなのに決め付けでいくと、ナウ·イズ·ナウの魚を獲ることはできません。
不親切ではなく、これが回答。
春の定義は人によってバラバラですが、それはそれで正しく、つまり
春は一日にしてならず。
地域差はありますが、
2月の終わりの大潮がキーで、中下旬から水温が二桁になるまでが早春。
ここで選ぶべきルアーは
『強く短く遅く』のキーワードを満たす物。
その理由はバスの代謝が上がらず動きにくく腹が減らないこと。
つまりそこまで積極的に食べたくはない。
となれば、時合いも短ければ頻度も少ない。
それでも前回回答したような雨や風によってでかいバスから徐々に動けるようになります。
そうしたバスでももちろん冬を引きずって動きにくいので、
動体視力もそこまで上がってはなくジャッジが甘い。
なので、『強く短く遅く』動くルアーのほうが認識しやすくアタックしやすいタイミングになるので、個人的にはビッグゲーム。
スピナーベイト+シャッドテール、
スピナーベイトでは引き切れないシャローへは強いチャターベイト+シャッドテール、
アラバマリグ、
フットボール+シャッドテール、
スイムベイト、ビッグベイトなどの巻き系。
高比重系でも太くて大きい物、ジグ&チャンクのジグスト。
どうせ数は釣れないので、チクチクフィネスにやるよりは一発勝負のワイルドゲーム。
当初はリアルに僕くらいしかやっていませんでしたが、感度の高い釣り人は導入していてある程度のスタンダードになっています。
そして
3月中旬から4月中旬くらいまでのいわゆる春本番の水温15度前後。
さすがに魚の代謝も上がってきてジャッジが効く、
いわゆるスローになりつつあるタイミングです。
天候的にはいろいろですが、シャロー、水面から水温が上がります。
バスが温かい水温を好んで、そんな場所にいたいのは生物としては当然のことです。
つまりは浮きやすい。
そこを速いスピードや強い動きで攻めるとちょっと引いてしまうので、スローな展開を入れる必要があります。
スタンダードなのが
ジグヘッドワッキー、ミドスト、ホバスト。
ビッグゲームから極端に変わってフィネスが軸になります。
いわゆる吊るしも効果的。
さきほど3月中旬から4月中旬とは言いましたが、もちろん地域差もあるので、
頻繁に現場に出ていないとその変化を感じ取ることは難しい。
春は移り変わる時期だからです。
さらに難しいのが、フィネスだけでなく
風や雨などの変化のタイミングではやはり強めの巻き物が良くなると言うこと。
でもこれは
変化のタイミングだけです。
そして
4月下旬から5月中旬くらいはスポーン真っ最中。
ネスト狙い以外で組もうとすると、魚は超ナーバスで釣り人もわんさかいるはず。
となると、
手を変え品を変え攻めていくしかない。
でもひとつはっきりしているのは、ボトム付近はオス、シャローから表層はメス。
いい魚を釣りたいのであれば、フィネスベース+変化のタイミングには巻きが引き続き有効になります。
ただし、風が強くて荒れているのであれば、メスも落ちるのでボトムが有効になる。
うーん、自分で解説しててもややこしいですね(笑)。
つまり、
タイミングが地域によってさまざまで、状況によってもバラバラ。
おすすめセレクトが全部と言うのがウソ偽りない回答と言うことが分かってもらえると思います。
そして、
引き出し勝負、引き出しが多くてそれを的確にジャッジしてアジャストできる人が釣れると言うことも。
ハイ、春はタックルもテクニックも総動員して釣る総力戦の季節です。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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