JUKE BOX 2021 17 釣りの引き出しを増やすには?

2021/4/26

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

今回はいよいよ暖かくなってきたのでやる気がでてきたー!と言う遅咲きのアナタに喝を入れるべく(笑)、上達に関するマジメな質問にお答えしましょう。

【質問】
釣りの経験が浅く、過去に良い思いをした場所、釣りに頼ってしまいがちです。もっと引き出しを増やしたいのですが、なかなかうまくはいきません・・・。金森さんは、これまで、どんな風にして引き出しを増やしていったのでしょうか。参考にしたいです!!


百聞は一釣友にしかず。できれば真逆のスタイルのライバルであればなおよし。そして、引き出しは一日して成らず(笑)。

分かりますよー! やっぱりこれは別にプロでもアマでも一緒です。

いい経験をした場所、時期、釣り方に引っ張られますよね。

それで悔しい思いをするので、それじゃイカン!と努力をするわけです。

生活習慣と一緒でいつも同じことをする、同じことを繰り返すほうが正直ラクです。

一般的に「ルーティン」って言葉も流行りましたが、釣りにおいてはルーティンに頼っていては上達は見込めません。

季節柄の決まりごとや魚の行動はある意味ルーティンではありますが、理想は釣りたければ釣りたいほど手堅くいってはダメです。

逆にやったことない場所、やったことないことの開拓、経験が大事になります。

ちなみに僕の場合は『陸王』という物差しがあたえられているのでそれが大きいですね。

直前の2日間だけ与えられた練習時間があって、そこであまりに強烈な釣り方や場所、パターンなんかを見つけてしまうと、どうしても本番でもそこに偏ってしまいます。

でも自然は変わるし生き物は変化するので、そのちょっとしたズレについていけなくなると勝てません。

逆に強烈であればあるほど、ズレを意識してそれに合わせられればいいスコアを叩き出すことはできました。
 
つまり勝負事で、相手がいて失敗と成功を確認できたことは大きいです。

てことは、みなさんがどうやって普段やってることが正解なのかどうなのかを確認するかと言えば、やっぱり友達と釣りに行くことじゃないでしょうか。

人と釣りにいくことの大切さ、僕の場合は永遠のライバル川村光大郎さん。

なにからなにまで逆ですが、一致することも多い(笑)。
 
陸王でも艇王でも戦ってみて、でも勝つときはお互いのいいところがシンプルにでるだけなんですけどね。

そうやって性格やタイプが違う友達と釣りに行って、自分がなじみのあるフィールドや得意な釣りをあてはめてみてうまくいったりいかなかったりと繰り返す。

その相手は逆ですから、きっと表裏一体でうまくいったりいかなかったり、はたまたどちらもうまくいったりいかなかったりするでしょう。

それで分かること、分からないことがはっきりするし、ときには解決もする。

こと釣りの引き出しを増やすことに関しては、ひとりで意固地にやっていたら絶対に増えません。

自分ひとりの小さな物差しでも、自分とは異なるタイプの釣り人の物差しであれば倍になります。

だから似ている人よりは逆の人がいいんですよね。

僕であればライバルがいて、会社のなかにスタイルが違う釣り人がいる。
 
この男です(笑)。

そのなかで釣りを繰り返し経験することで分かることが多いんですよね。

だからこそ無理に違うことをやらないで、自分は偏ったこと、偏った場所でやり続ける。

そこで友達はどうだったか。

目の当たりにしましょう。

同じ時間、場所を共有した他者が教えてくれます。


一番の教材はそれですね。

質問をくれた人のように、自分を向上させたい、引き出しを増やしたいなと思うのであれば、釣り仲間を大事にしましょう!

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!
 

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