金森隆志 JUKE BOX 2021/7/5 チャターベイトとスピナーベイトの違いは？

おはようございます､こんにちは､こんばんは｡

さてさて今回は、定期的に出てくるルアーに使い方についてのこの質問にお答えします。

【質問】
チャターベイトの出しどころがいまいちよくわかりません。スピナーベイトは好きでよく使うのですが、似たようなイメージで使えばいいのでしょうか？

一芸か芸達者か。特化かオールマイティか。チャターベイトかスピナーベイトか。

チャターベイトについては過去に何度か回答していますが、やはりこの使い分け的なことを疑問に思っている釣り人は多いですね。

チャターベイトとスピナーベイトは確かに見た感じは似ていますが、似て非なる物。

ラバージグとテキサスリグもしかり。

この関係性で悩むことは不自然なことではありません。

が、違うモノです。
  スピナーベイトはスローで巻いていいルアーです。レベルスピンに限らずおおかたのスピナーベイトは、レギュラースピードでもいいし、ファストリトリーブでもいい。

レンジもそうですが、使いどころが多いルアーです。

チャターベイトはそう考えると、スローロールしますか？

しても釣れません。

ブレードをハイピッチでカリカリと動かして、理想は高いレンジで一直線に引く。

これがチャターベイトの釣りです。

つまり、意外と出しどころが決まっています。

一芸特化型ルアー。

水面付近や岸際をハイスピードで一直線に巻くことは、スピナーベイトではできそうでできない。

水面直下のモコモコ引きみたいなのはありますが、チャターほどのスピードはでません。

ハイスピードの直進性能に関しては一日の長があります。

水面の壁をギリギリのラインとして仕掛けると考えるとチャターは強いです。
  あるいは通常の水質よりも濁っていたり、風が吹いている、波立っているといったときのチャターのアピール力と強さを生かすとテンポよく釣りが展開できます。

ただ、そうしてテンポよく投げ込む景色がみなさんの釣りにいくフィールドでどれだけあるか。

これによって使用頻度が変わってきます。
  だから同じ巻きでも使う人は使うし、使わない人はほぼ使わない。

どう使うのかが分からない人が毎年出てくるというのも理解できます。

幅広くサーフェスからボトムからミドルから、ファースト、ミディアム、スローと芸達者にいろいろできるスピアナーベイトがあればいいじゃん！となることもそうですね。

シャロー、岸際でガンガン巻くと決まればチャターベイトのがテンポもいいしアピール力もあります。

すべてのルアーに当てはまりますが、使い分けとはルアーの特徴、違いを理解すること。

チャターベイトの特徴が分かれば、おのずと使い方は見えてくるでしょう。

チャターベイトでミドルレンジをやりたければ、それこそスピナーベイトのがいいし、クランクベイトのが的確なはず。

チャターベイトはオールマイティではなく、スペシャリティルアーだということです。

そこを踏まえてレイドジャパンのチャターベイトは強と弱の2種類あります。

水質が良い場所、イナッコや稚鮎のようにベイトフィッシュが小さくて水面付近で捕食しているときなど、通常の強いチャターだと嫌がることが多いので弱。
  マックスブレードタイプスピード。

それとは逆に濁っているとか風が強いとなれば強。
  マックスブレードタイプパワー。

チャターベイトのなかでも使い分けは必要だということで2タイプラインナップしています。

梅雨時期のある種、なにをやっていいか分からないタイミングではチャターベイトでぐりぐり水面を巻くのは有効です。

巻くだけなので使い手によってうまいへたの差がでにくい。

スピナーベイトは芸達者な分、使い方、使い手の差がでます。

自信を持ってシンプルに使っていきましょう。

と言うわけで､keep it 現場スピリッツ！

また来週!

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