金森隆志 JUKE BOX 2021/6/21 プライベート、取材、バトルの釣りの違いは?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

さて今回は、全国的に異例に早い梅雨入りってことで、ジャスト・ナウなこの質問にお答えします。

【質問】
金森さんにとって、プライベートの釣り、取材の釣り、バトルの釣り、それぞれの釣りの違いなどあれば教えてください! あと、喋りがとても上手いのですが、喋りがうまくなるコツはありますか?


釣りはバランス。迷いは釣果に反映されます。だから面白いし、難しい。

違いと言うか、その3つは釣り分けてはいます。
 
ここ数年は勝負系、去年はたまたま副業で優勝しましたけど(笑)。

でも、本業ではなかなか最近は勝ち切れていません(苦笑)。

ただ理由は分かっています。

常日頃から勝つ釣りをしていないからで、それは大きいと思います。

勝てていた時代は、自分のプライベートの釣りを放り投げてでも勝つための釣りを追求していました。

時間と情熱をほとんど注いでいたと言うか。

ただ一方で、勝つための釣りばかりをやっていたときに、自分の釣りの方向性が狭くなっていったことも感じました。
 
本来自分のある姿はコンペティターではなく、オカッパリででかいバスを釣る。

当然数も釣れるなら釣りたいけど、数とサイズであればでかいのを釣りたいと思っていました。

そのなかでも新しい釣り方を探したり、人がやっていない面白い釣り方で釣ったりと言うのが根本にありました。
 
ハネモノとかは、まさにそうだった気がします。

一方で勝つことにこだわっていた時期は、そこが失われていくのを強烈に感じました。

勝負の釣りと追求したい釣り、僕自身、バランスとは常に言っていますが、やっぱりそこがちぐはぐと言うか、どちらかを取るとどちらかがおぼつかなくなる。

二兎を追う者は一兎をも得ず。

まさにそれでした。

だから勝負のときだけに勝負の釣りにグッと寄せて作っても、どうしてもひずみがでてしまう。

普段からやっていないので難しい。

でも逆に勝負の釣りをずっとやり込んでいると、見てもらう側の釣り人としては、コイツ釣るけど面白くないよね、となるんじゃないかと。

狭い上に真似できない。

見てても楽しくないだろうし、自分としてもやっててどうなのかなと。

それとはまた別で、プライベートの釣りは、それほど釣ることは意識してなくて、いわばお試しです。

昔からそうですけど、プライベートでボウズでもまったく悔しくはないです。

これじゃダメなんだなって分かったぞーと思うくらい。

での逆に取材ではもちろん確率の高い釣りをするし、勝負ならなおのこと。

プライベートでは遊びであったり、釣れるかどうかのお試しだったりをしたい。

プライベートは遊びやお試し、取材の釣りは新しいこと面白いことを提供する、勝負の釣りはただただ釣る。

これが3つの違いですかね。
 
そしてやっぱり近年本業で勝ててないってことは、そのバランスがよろしくないってことでしょう(笑)。

究極的には、遊びたいのか釣りたいのか。

釣れる釣れないに関わらず面白いと思えることをやりたいのか、とにかくなりふり構わず釣り方を問わず釣りたいのか。

これは僕だけではなくみなさんもそうだと思います。

釣れなくてもいいからこれでやり切る!がブレて、あー魚触りたいな、とか思ってほかのことをやりだすと結局釣れない。

あるいはまずは釣ってからやりたい釣りをしようとか思ってもしかり(笑)。

やりたい釣りと釣りたい釣りのハザマで揺れる、現在のカナモリタカシは、そんな心持ちだったりします(苦笑)。

で、しゃべりに関しては以前答えたことがあると思いますので、バックナンバーをお読みください。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!

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