達人情報 高滝湖 阿部進吾 2021/07/07 異常気象!!の巻

まずはじめに、今回の豪雨被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

最初は、から梅雨気味なのかもと思えた今年の梅雨ですが、関東でも今週はかなりの豪雨となってしまいました。千葉県も豪雨となり、夜中からずっと止まない雨に。亀山と高滝が緊急放流寸前までいった数年前のあの台風被害を思い出されました。あれは本当に怖かった。ウチは亀山下流にあたる小櫃川の近くなので、今回もあの時と同じように頻繁に携帯で亀山ダムと高滝ダムの水位情報をチェックし、何かあればすぐ避難できる準備はしていました。

あの台風の時にも書いたと思いますが、やはり以前とは自然の状況が違っている事を再認識せざるを得ないと思います。特に水辺に行く機会の多い我々アングラーはなおさらです。僕の記事でも雨の釣行を推奨するよう記事を書く事もありますが、もちろんそれは安全に釣行できるという前提ありきの話です。

僕の船にはマニュアルとオート別々に2つのビルジポンプ(排水ポンプ)が付いていて、もちろん法定備品の救命浮輪も常備されています。ゲストさんも全員ライジャケ着用。あとは乗った人数分のボート保険かな?! これが普通に釣りをしていても常に準備されている僕の船での安全マージンです。プロ戦に出ているプロやガイドの船は遊漁船の法律や大会ルール的なものもあるので、だいたいみんなそんな感じだと思います。僕の場合、ゲストさんの命を預かっているという事もあり、これだけあっても異常気象は恐いと感じます。

岸釣りの場合、管理してくれる人はいないので安全対策は全て自己責任、という事になります。

先日は泥濁りの中、ブレイクギリギリの水辺に立ち込んでいる人なんかもいて、「ちょっと危ないな」と思いながらも、地形は理解してそうだったので声は掛けずにそのまま見ていましたが、底の様子の見えないような日のウェーディングは避けた方が無難。

もし濁りの中のウェーディングで、ブレイクラインが見えずズボッと腰までハマり、ウェーダーの中に水が入ったら脱出はかなり困難でしょう。

腰巻きライジャケがあって、それがちゃんと開いても厳しいかも…。

高滝湖だとこれからの時期には養老川でウェーディングされる方も更に増える時期になりますが、ゲリラ豪雨による急な増水、自分の場所が降っていなくても上流でのゲリラ豪雨による急な増水などは真っ先に想定される注意すべき点、という事になります。

ライジャケは1番簡単な方法ですが万全ではありません。最近は雨雲や雷の接近をアラームで知らせてくれるようなアプリもあったりするので(しかもかなり正確)、そういったアプリを使ったりするのも自分自身の安全対策としては有効かと思います。

釣れてる場所や道具の情報は一生懸命調べてるけど、万が一の時の対策ってした事なかった、という方いませんか?

くれぐれも安全第一で梅雨の釣りを楽しんで下さいね。

では今週はこの辺で!!

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