金森隆志 JUKE BOX 2021/7/12 粘る粘らないのジャッジの要素は?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

さて今回もあるある系ですが、至極カナモリタカシ的なこの質問にお答えします。

【質問】
粘るか移動するか、そのタイミングにいつも悩んでしまいます。大きく移動した場所に人がいるんじゃないかとか、いまの場所がこのあと釣れるかもしれないんじゃないかとか、いろいろ考えてしまいます。ネバリストである金森さんが、粘る・粘らないのジャッジはどのような要素で決めているのでしょうか?


粘りこそ攻撃的なスタイル。粘りさえすれば、というほど甘くありません。

質問にあるようなことで悩んで粘るのであれば、それはダメな粘りです。

でも自分も何度も経験して頭を打った、ダメな粘り方ということを痛感しています。

なので決してイジりではありません。

粘る理由は、絶対的にそのスポットが生きているときです。

まだ釣れるとか、まだチャンスがあるとか。

それを強烈に感じられる、考えられる、想定できるとき以外は粘るのはNG。

粘るのは基本的にリスキーです。

ま、ラン&ガンもリスキーですが(笑)。

どこをやったらいいか分からないからとにかくラン&ガンだ!はダメ。

それと同じく、どこをやったら釣れるか分からないし、だったらここで粘るか!もダメ。

あるあるですよね。

当然僕もそういうこともあります。
 
動くにしても粘るにしても理由が必要で、ただ動くとかただ粘るとかはどうかなと。

でもただ粘るならただ動くほうがまだ釣れる可能性はあります。

粘りは他の追従を許さないくらい絞り込んで絞り出して、釣果をバシバシに上げないと粘るメリットはなにもありません。

一見、粘ることはディフェンシブ、守りだと思われがちですが、実はそうではありません。

粘ってればいつか釣れるよ!とか言う人は粘る意味合いを勘違いしています。

そうした発想が出る人は、ネガティブ、ディフェンシブで粘る人です。

それこそ僕は、良い粘りも悪い粘りもさんざん経験しましたが、粘りはオフェンシブ、攻撃的です。

スピニングの釣りと同じで、普段やり慣れてない人がとりあえず釣りたいからスピニングだなと言って釣れるほど今の時代は甘くはありません。

いまのスピニングは攻め、落とす、仕掛ける釣りです。
 
ハイシーズンであれば必ず回ってくる場所、もしくは回ってくる数は少ないけど口を使う場所、エサを待つ場所、あるいは警戒心が薄れる場所。

こんな風にポジティブな要素がそこにひとつでも存在すること。

複数あれば理想です。

よく回ってきて口を使ってアプローチする上でバスから見えにくくランディングもしやすい。

であれば、他の場所にいく理由はありません。


これがオフェンシブ、ポジティブな粘り。

ある意味、ここで粘れば釣れる!なんですが、よく分からないけど粘れば釣れるだろうとは明確に違います。

それがなければカナモリタカシであろうが動きます。

粘りはハマればラン&ガンでは到底追いつけないほど爆発します。
 
ラン&ガンの人が釣りをせず動いている間、ずっと水中にルアーを入れてられるので、そりゃ釣れますよね。

季節、場所、その特徴を理解して、自分の見立てがバチっとくればハマります。

ただおおむね極端な季節、真夏か真冬に強さは際立ちますね。

あとは大きな変化、まとまった雨とか強風とか。

そういうタイミングにこそ粘るべき場所は出てきます。


いかにそんなタイミングにそんな場所を見つけられるか、その問題だと思います。

その見立ての正確さは、経験による物ですが。

と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!

また来週!

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