おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さて今回は、全国的に異例に早い梅雨入りってことで、ジャスト・ナウなこの質問にお答えします。
【質問】
最近、バスフィッシングが難しくなってきていると感じています。それなりに経験は積んできているのですが、以前のように釣れなくなっています。単純にスランプなのか、それともバスがスレてきているのか、バスが少なくなってきているのか・・・。金森さんの意見を聞かせてください。
スランプに思えてもスランプではありません。そして脱出法はあります。長期的に考えましょう。
MeTooです(笑)
むしろそう感じてないとおかしい。
アナタだけではありません。
全国のアングラーの100%が感じているはず。
バスを釣る行為自体が難しくなっています。
その背景のひとつが
バス個体数の減少が大きいです。
河川やリザーバーでは大雨、台風による大水、洪水が増えてバスが流されて水域にはいなくなった、減ったという声を西日本を中心によく聞きます。
河川は特に広いんで、広域なのに密度が下がれば当然当てにくくなります。
逆にどれだけプレッシャーが高くても密度が濃い、過密なフィールドであればそこまで難しくはありません。
むしろ釣れる。
いないところで釣ればそりゃ難しい。
あとは
鵜。
シーズン中であればある程度バスも動けるんで逃げ回れますが、
厳寒期になったときには30cmクラスの成魚であっても捕食されてしまいます。
実際見ると衝撃的です。
背中に傷が入っているバスも多くなっています。
大水、鵜とこのふたつがバスが減っている大きな要因です。
もうひとつは
バスの個体数が増える時期をほとんどのフィールドで終えていて安定期に入っている。
そこで数が減少すれば増えることはありません。
どこかで爆発的に増える要素もありますが、
鵜の捕食対象となっていればそこまで増えることはないと思います。
ただでさえでかバスを釣るのは難しいのに、さらに難しくなっているのが現実です。
そして
SNSの普及。
メジャーフィールドになれば、その時期のスペシャルな釣り方が公になります。
昔は知っている人、分かっている人が釣れる人でした。
それがポイントはもちろん、スポット、ルアー、動かし方、立ち位置までが流布されて、全員ではないですが、多くの釣り人によって一気に叩かれる。
SNSではないですが、陸王で登場するフィールドは、トップオブトップのアングラーが全力で釣っていることをあますことなく公開します。
そうなるとなにをやっても利かなくなるし、バスは賢くなる。
そりゃ釣れなくなります。
スレる度合いがハンパない。
便利は不便、とは僕が昔から好きで使っている言葉ですが、まさにそれ。
便利になった反動、より戻しが凄まじいレベルで起こっています。
となると、
情報受け取るだけの釣り人はこれからより辛くなると思います。
受け取った情報から自分なりに考えて動ける人。
そうならないと負け組になるはずです。
そんなわけで質問にあるように、昨今バスを釣るのはだんだん難しくなっています。
公開された瞬間にベストは終わるので、小さくてもいいから新しいことを発見してアレンジアジャストできないと爆発的な釣果はなかなか生まれないなとここ数年痛感しています。
ただ、原因と対処法がはっきりしているので、
確実なのは受け身でいないこと。
自分で見つける、考える、自分で釣る。
もともとはそうでしたが、もう一度そこに戻るべきでしょう。
リアルとオリジナルが生きる残る時代です。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
-----------------------------
【質問、随時募集中!!】
みなさんのお悩みを、岸釣りトリックスター・カナモが目からウロコの回答で即解決!!
件名欄に「JUKEBOX」とご記入のうえ、下記のアドレスにドシドシお送りください!!
inquiry
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。