達人情報 高滝湖 阿部進吾 2021/07/29 コロナ禍での釣り人の立ち振る舞い方の巻

7月も終わり間近。

世間ではオリンピックが始まりましたが、コロナもまたまた増えて来てしまいましたね。

またコロナか…。しかも今回は凄い勢いで増えているので、千葉県でもまた緊急事態宣言が出るとの事。何度目でしたっけ?

本来は釣りに行きたくなる事を書くのがこの記事なのですが、緊急事態宣言が出ているのに釣行を煽るのはさすがにアレなので、何を書くのかがメチャ難しくなります。今回はコロナ話なので堅いです。そして長い。でも読んで欲しい。

今のところ前回のように飲食関係にかなり限定して宣言が出されるのか、それとも違う形で出されるのかも不明、誰も正解がわからない中で、どうするのがベストなのかもわからないのも当然といえば当然で、何だかすごく混沌としていますね。ただ、みんな自粛や宣言に慣れ過ぎて「もう良いんじゃネ?」と緩んだ結果が今の数字だと思うので、このままだと更にヤバイ方向に向かってしまいそうな気がしてかなり心配です。

何十年も自然や魚といった答えの無い答え探しをしてきているのだから、こんな時こそ「あぁ、これはたぶんコレとコレが原因だよ」とズバリ見つけて解決できたら良いのにと、もどかしく思います。

昨年同様、どうやら今年の夏も帰省はパスですね。まあそもそも田舎の秋田の両親からは「帰ってくるな」宣言が出ているので帰れないのですが。「自分達はともかく、大きい病院も無いし、ジジババばかりなのにもし近所のバーチャンか誰かに、もし、感染させたりでもしたらどうする、今は来るな!!」というのが心情らしいです。僕としては「いや、それって俺が貰う方かも知れないジャン…」とも思いましたが(笑)。まあそうなりますよね、とも思うので潔く諦めました。この心情が多くの釣り場近辺の方々の心情に近いのではないかと思います。

また自粛中の釣りの是非に関する問題も出るのでしょうか。残念ですね。

釣りはアウトドアですから基本的に感染及び感染を拡大させるリスクはかなり低いのでは?と僕も思いますが、それってやっぱり釣り人目線の意見なので、釣りに行って良いものかどうか、やっぱり悩ましいと思うのが普通だと思います。

家が田舎で目の前が海や川で誰とも会わずに釣りできる人もいれば、水辺なんて無い大都会に暮らす人もいるし、反対に田舎の人はマトモな病院もなかったり、都会の人は安心な病院が近くにあったり、他所から来て欲しく無い町もあれば、大きな声では言えないけれど何とか来て欲しいと切実に願う施設もあるでしょう。

皆それぞれ暮らす環境は違うので、それぞれにとっての善悪も意見も全く逆ってほどに違ってくるでしょうから、綺麗に線を引くってのは無理があって、結局のトコロはそれぞれがそれぞれの基準でどうするかを決めるしか無いと思います。ただし自分勝手にでは無く周囲への思いやりを持って、というのが大切かと。

釣りに行くなら、法的なルールに合わせる事、受け入れ側がウエルカムである事、その上でできる限り気を使って、くらいの配慮はあるべき、という大前提をクリアしていれば、個別での釣行くらいはまあ…が、僕の個人的な意見です。あくまでも個人的な意見としては、です。推奨はしてません。

あとはこの御時世に4〜5人と多めの人数で車に同乗して釣りに来られる強気な方達もけっこう見ますが、釣り人から見ても「大丈夫かな?」とちょっと心配になるくらいなので、釣りをしない地元の方々からみたらこれはかなり心配で嫌だろうなと思います。

せめてこの期間は一緒に釣行する人数を減らすとか、あとは行き帰りの道中の寄り道をトイレ等を含めて極力減らすように努めるとか、微力でも釣り人にできそうな事はやった方が良いと思います。受け入れサイドへの配慮はもちろん、結果的に釣り場を減らさない事にもつながるでしょう。

僕は釣りが超好きで、釣りに全てを教わってきたような人間なので、釣り人の好き勝手な行動で釣りや釣り人が嫌われ、どんどん釣り場も無くなっていく今の現状はちょっと悲し過ぎます。

まずは国や県、各自治体の方針、指針が出てからの話ですね。皆さんも体調にはくれぐれも気を付けてお過ごし下さいませ。

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