おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さて今回は、変化球と言うか、釣りとは関係ないやや毛色の変わった質問ですが、なんとか答えてみようかと思います。
【質問】
プロアングラーとしてだけでなく、いちメーカーの社長としても成功している金森さん。ズバリ、人生の成功の秘訣はなんですか?
バスが話をできない限りは、なにを持って成功なのかは分からないのがバス釣りです。もし話を聞けるならぜひ聞いてみたいですけど(笑)。
まずはお言葉ですが、
成功はしていません。
個人的な感覚ではまだまだ途中です。
でもいまの自分が人によっては成功ではないですが、すごろくの『あがり』みたいに捉えられているとなるとちょっと怖くもあります。
おかげさまで陸王は過去3回タイトル、レジェンドも獲って、艇王も2回。
確か合算の勝利数は最多だった気がします。
でもそれ以上に負けた回数のが多いですからね!
なんら成功、あがりではありません。
特にここ最近では勝ち切れてないので、アングラーとしては悶々としています。
メーカーとしてもたったの10年。
なにをおいて成功かと。
10歳だとしたら、これから思いっきり非行に走るかもしれません(笑)。
いまはおかげさまで良い評判はいただいてますが、世間の評価なんてあっという間に変わったりしますからね。
でもこれって釣りも同じです。
ちょっといい釣りをして褒められて、「ハイ、僕も自分でうまいと思います」って答えたらどうですか?(笑)
「は?」ですよね。
トーナメントにおける『強い』は別ですけど、なにをもって『うまい』とか『成功』とかは分かりません。
単によく釣る人がうまいとも限りません。
どこのフィールドでも、どんな状況下でも、どれだけコンスタントに釣れるのか。
さらには人の情報やサポートに頼らず、自分の考えと行動だけで釣れるのか。
その高見を目指すのが僕の考える『うまい』なんですが、それにも残念ながらゴールはありません。
またいま僕は40歳ですが、
年齢的も残念ながらピークは過ぎています。
フィジカルでも経験でも30から40歳がベストでしょう。
この男こそがまさにドンピシャですね(笑)。
僕ももちろん成長したい気持ちもまだまだありますが、いままで以上に努力が必要になると思いますし、努力しても現状キープが現実かもしれません。
そう考えると『成功』の方向に進める保障はどこにもありません。
だからこそなにを持って『成功』とするか。
やっぱりそれって一瞬ではないんですよね。
釣りってまさにそうで、釣れたり釣れなかったりするのが当たり前だから測りきれないし、かと言って同じ場所で同じことを繰り返して釣っても成長には繋がらない。
でかバスだって1本だけならラッキーフィッシュってことも大いにあります。
そういう曖昧な物に対してどう遊んでどうアプローチするか。
まわりまわりましたが、それが成功する秘訣じゃないでしょうか。
釣りでも仕事でも人生でも、曖昧な一瞬にフォーカスと当てると後が続きません。
そんな『成功』に捉われず、楽しむのがベストだと思います。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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