達人情報 房総ダム 羽生和人 2021/09/13 秋になったら『ベイト』の存在を強く意識して!

いやー良く降りますね。

最後に終日晴れだった日はいつか覚えてないです。

それくらい毎日、毎日、雨が降っている感覚です。

房総の各リザーバーは、先週木曜日の雨で増水。

どのフィールドも満水になっています。

昨日は三島湖へ行ってきたのですが、水位は満水ですが、濁りは気になる程ではありませんでした。

水温は22〜23度。

雨の影響で2〜3度下がっていましたが、先週の肌寒さを考えると思ったよりも下がらなかったな、という印象です。

前回の更新で虫パターンをご紹介しましたが、雨の後も虫は有効でした。
 

川筋は濁りが無く、カレントが効いている状態。

かなりの数のバスが入っており、バンク沿いをクルーズしていました。

明らかに虫を捕食しているバスは単体でいる場合が多く、上のバスはまさにそんなバスでした。


昨日も雨の中、蝉が鳴いていました。

セミが鳴いているうちは有効です。あと少しですかね。

同時にカエルも鳴いてましたが、カエルを意識したポイント、アクションには無反応でした。

単体のバス以外に、群れでクルーズしているバスもいるのですが、このバスが捕食しているのはベイトフィッシュ。

ボイルで逃げていたのはギル稚魚でした。

このギル稚魚を捕食する場合も、バスはカバー奥に突っ込んで食べていました。

さらにオープンウォーターでは、水がクリアなので、ルアーを見切ってしまう。

そのため、ギル稚魚を食べているのですが、カバー最奥まで虫ルアーを入れて、シェード内でバイトさせる。

ライクなどのベイトフィッシュ系のルアーをオフセットフックにセットして、カバー最奥に入れても良いのでは?と思うところですが、アクションをさせた時の移動距離が大きく、すぐにシェードから出てきてしまうので、見切られてしまう確率が高くなってしまいます。

むしろ、虫ルアーがカバー最奥で吊るし状態になっているほうが喰ってきます。
 

雨が降る前、先週初めに訪れた高滝ダムでも、バスをキャッチしたのは虫でした。

この日は本湖がターンオーバーの影響か沈黙。綺麗な水の残る川筋で虫ルアー。このパターンが最も反応が良かったですね。

さて、今週、雨の影響が落ち着いてくれば、どのフィールドも秋になると思います。

水温22度。

水位が高く、バスが散ってしまい、狙いが絞りにくい状況だと思います。

こういう時期こそ「ベイト」を意識する事が重要です。

あえてベイトフィッシュと書かなかったのは、カエルや虫もあるからです。

魚探が無くても、湖岸を観察していると、そういったちょっとした変化に気付けると思います。

僕のオススメは虫パターンからカエルパターンへの、引き続きの虫ルアーですかね。

これからターンオーバーなどで、濁る事もありますが、カバー最奥まで狙えるのは強みです。

 


最後に少しお知らせです。

僕が多用していりブーンですが、今年、久しぶりに生産をしました。

ミミズカラー以外は全て腹が白です。これはカエルをイメージしています。逆に透明感のあるカラーは虫をイメージしています。

使い分けの参考にしてみてください。

それでは今週はこのあたりで。

また来週の月曜日にお会いしましょう。

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