おはようございます、こんにちは、こんばんは。
さて今回は季節のあるあるシリーズ(?)ってことで、多くのみなさんを代表してこちらの質問にお答えします。
【質問】
秋は巻き物というのは本当ですか? 秋でもカバーで釣れるし、秋以外も巻き物で釣れます。金森さんの意見を教えてください。
言葉としては正解ですが、それだけだと捉えるのは間違い。でも、巻き物は釣れます。
『女心と秋の空』、まぁ女心だって春夏秋冬あるとは思いますが(笑)、たとえですので、たとえると、
四季の中でもふたつは偏っています。
暑いと寒い。
夏と冬。
では暑くも寒くない季節、春と秋はどうか?
春は暑さ寒さよりもスポーニングですよね。
産卵行動が優先されます。
そう考えると春も偏っていて、バスはシャローに固執します。
夏は水通しのよさ、冬は逆に水温が安定する、もしくは水の動きをプロテクトするエリアに固執、偏ります。
四季のうちの三つは偏ってます。
ただ秋は何にも縛られない。
縛られないとは言いすぎなので正確には、縛られにくいし、固執しにくい。
だからこそファーストムービング=巻き物での効率の良い釣りが秋の代名詞として取りあげられることになります。
ただ質問にもありましたが、
カバーでも釣れる、のはその通り。
カバーでもオープンでもミドルでもシャローでもディープでも釣れる可能性がある。
それが秋。
だから巻くんです。
迷うし絞りが効かないから、巻いて効率よく当てようという発想になります。
なので『秋は巻き物』という言葉は正しいですが、
そこまで限定的な意味はないかなと思います。
散った魚をどう拾っていくか。
夏ならカバーやハング、縦護岸、アシとどこでもいいですが、たとえばシェードを形成するピンスポットにゆっくりきっちり入れていけるアプローチが正解になります。
秋もそれで釣れなくはないですが、スローよりもテンポよく速く撃つこと。
アクティブにエサを追い回すわけではないまでも、バスの動きが効くのが秋。
そこにいる魚を釣る感覚はオカッパリでは強いですが、そこにはいないことを前提にして、拾う、当てるのが秋。
スポットなら速く落とす、面で考えるとやっぱり巻く。
季節の変化に合わせて攻め方をシフトすることが大事になります。
魚が動く、散っている、その事実を知ってどう攻めるか。
「効率」を考えると、巻き物「は」外せないよねというのが正解。
秋のため池でバイブレーションが釣れるのはそういうこと。
巻き物以外でも釣れるならそっちで釣る!となると、
確実に効率は落ちます。
ある意味正解ですが、絶対ではない、でもないと効率は落ちる、そのひとつが巻き物だよと。
散っている魚をどう当てるか、拾っていくか。
考えて使えばいいだけです。
と言うわけで、keep it 現場スピリッツ!
また来週!
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