川村光大郎 OPENMIND 2021/9/30 サンプルテスト(1デイ2アイテム)釣行

今週は数年振りとなる霞の流入河川へボートを浮かべました。

一昨年の秋に、魚が大量死したエリアのひとつです。

新利根川もそうですが、まだサイズは小さいながら復活の兆しはあると。

今回の目的は2つ。

ギャップジグのガード本数の見直しと、ブルスホッグベイビーの素材テストです。


ギャップジグのブラシガード本数は、ウエイトによって変えています。

軽いウエイトほど少ないのは、カバーへの当たりもソフトになるため。

重くなるほど、カバーに強くコンタクトするうえ、飛行中の弾道も鋭くなるので、ブラシ本数を増やす必要があります。

あらかじめ多めの本数にしておき「調整してください」の方が安パイかもしれませんが、ほとんどの方が買ったそのままの状態で使われているのが現実。

ギャップジグはそのままで使えるセッティングにしたく、ギリギリを突いたのですが・・・

多彩なシチュエーションで使っていく中で、カバーにフックが刺さることが時折起きたのです。

その反面、特注フックを備えた掛かりの良さはこれまでのジグにはないレベルだとの感触も深めていくなかで、「もう2~4本増やせるのでは?」と思えてきたのです。
 
早速草深にガード増サンプルを作ってもらい、同船にてテスト。
 
アシガマの中に入れると、茎に刺さることがあったのですが、ブラシを2本増やすだけで明らかな違いを感じられました。
 
 
 
 
 
 
次回生産より、3.5~7g(9gは現状でOK)のブラシを2本増やすことで一致した次第です。

一度は出した結論。

もちろん、それが変わらないに越したことはないのですが、使っていく中で考え改まってしまうことも。

これを、反映するかしないかは、開発担当者やメーカーによって考えは異なるはずです。

金型修正となると、コストもそれなりにかかりますので。

個人的には、より良いと思えばそちらにしたく、これまでもワームの金型修正やその他仕様変更は数アイテムで行っています。

気づかれて突っ込まれたことはない微々たる調整ですが、やらずには気がすまないところです。

午後からは、2回目のサンプルがあがってきたブルスホッグベイビーの素材テスト。

水槽でのアクションチェックは終えていましたが、実践での使用感と照らし合わせです。

素材の硬さと塩の含有量を絞り込みましたが、塩はもう2パターン試させてもらうことにしました。

ダウンショットでの使用も多くなるサイズ感なので、比重を軽めにして水平姿勢をキープしたい。

しかし、軽すぎると、このワームの持ち味である水押しが弱まってしまう。

素材で動きも水押し感も変わってしまうので、例えサイズ違いであっても侮れない要素です。

また、ブルスホッグベイビーは、小さくなった分、水受け抵抗が増えるようデザインし直しました。

・スリットインパドルの溝幅を広げ、水を掴みやすいように。
・ボディは横幅を増やし、尾部は針持ちを考慮し太く。
・各細パーツは太く長くし、レッグは反り返った形状に(フォール時に細かく震えます)。

 
右がセカンドサンプルです。

M.P.S2.4インチと近しいサイズ感ながら、動きの質的には対極。

M.P.Sはピリピリ微振動タイプなのに対し、ブルスホッグベイビーは、ワサワサしつつもボヨンボヨンと水を押すタイプです。


繊細なマイクロピッチシェイクや、逆手をカットしてピュッ!とダートさせるならM.P.S。

ホワンホワンとやや幅のある誘いや、ブルン!と瞬間的に強めて反応させるならブルスホッグベイビー。

小さいけれど強い。

存在感のあるベイトが狙いです。


量産金型へのGoを出したので、年内にはリリースできるかな!?

ダウンショットリグやライトキャロ、スモラバトレーラーにマッチします。

個人的に期待しているのは、リーダー5㎝未満の超ショートリーダーダウンショットで、カバーへのピッチン&フリップ。
 
 
 
 
釣果もまずまず。かなり食い渋った状況でも食わせられそうです(^_-)-☆

さて、艇王のカナモVS松本サチ君が楽しみ!

今週はこんなところで失礼しますm(__)m

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