田辺哲男VOICE 2021/10/16 タフなタイミング!?

2021/10/16
ふだん、俺はロケ前に下見や練習は行なわない。ぶっつけ本番で魚を探すことが楽しいし、みんなも俺にそれを望んでいることと思う。バスを見つけ出すことがバスフィッシングのもっとも核となる部分であり、それを伝えていきたいという気持ちは強いのです。

だがしかし、ちょっと訳アリの案件が控えていることもあって・・・今現在は本当に難しい、釣れてもライトリグ、という状況・・・それが実際にどの程度のものなのかを計るべく、月曜日に津久井湖、昨日は相模湖に行ってきました。

まず津久井。



朝はちょっと沖目の水面で食べ頃サイズのワカサギがぱちゃぱちゃとはしゃいでいる。これは乱舞でいただきかと思いきや、いろいろ巻いても反応はない。いや、ワカサギが追われているそぶりもない。

じゃあ、ライトリグで釣れているというディープはどうか? 津久井観光の金井君の話では、夏の終わりにあれほど強力だったワサビーすら鳴りを潜めてしまっているという。

いやいや、そんなことないでしょ。と、ワサビーとダイラッカを握りしめて、たまにパワーロール1オンスのスローロールも試してみたりする。

ワカサギはそこいらじゅうにいて、そのレンジも表層から14メートルボトムまでバッと散っている。ただし、2~3メートルの、攻めやすいレンジにワカサギ接岸の魚探反応は得られない。ボトムが絡んでくるのは4~6メートルから。


まあ、それはそれで、メタルはもちろん、5/8オンスのネイキッドや1オンスのパワーロールでもイケる。

ワカサギが映らない場所はスルーして、そういった釣りを延々と繰り返していく。

やがて、これはバスだろ、ハヤだろ、ニゴイだろ、という反応がモニターに映し出された。以前と同様の、「これはいただき!」な映り方。

そしてまずはニゴイが釣れた。


やっぱりね、この魚探反応はニゴイだよね、という感じ(笑)。

さらにワカサギをくぐったところの中層に浮いている個体が映り、こいつはどうだとワサビーを落としてみると、

そうか、この映り方はウグイ(オス)か。


婚姻色がバッチリ出てますな。


さらにメスもキャッチ(笑)。

ワカサギと明らかにフィッシュイーター的映り方が地形に絡んでいるので、これは食うでしょといろいろ試すが、やっぱりバスは釣れない。

ただ、同じような映像が確認できる場所を求めてさまようも、ほかにはない…。ニゴイを1尾追加して終了ですよ。これは絶対にバスだと思える映像が見られても、俺には手に負えなかったという。

当日はローライトで小雨が降る状況、にもかかわらず・・・。

そんな厳しいなかで、バスを手にしたアングラーはやはりワカサギ反応のある場所でライトリグだったそうだ。

そして昨日の相模湖。


ちょっと暑いくらいのピーカン予報。


今回は強めの展開だけじゃなく、写真には写ってませんがPEスピニングのライトメタル(ワサビー8グラム)やインザベイト、ラッピングミノーも持ち込んだ。

しかし結果は、ヒラトップとタフバグにそれぞれチェイスがあっただけで、これまたノーフィッシュ。

少なくとも、浮いて引っ張れるレンジにバスはいる。でも、食わせられる追い方ではない。さらに、出てきた魚に対してライトメタルを入れると、あっという間に逃げてしまった。これは・・・もしかしたらディープでも同じことが起きているのか?

いずれにせよ前評判どおり、どちらの湖も極めてタフな状況だということがわかった。さてこの情報をもとに“訳アリ案件”をどう処理するか?

今週はこのへんで。

来週もよろしく!
 

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