田辺哲男VOICE  2021/11/06 U25とのテスト釣行

2021/11/6
ノリーズのスタッフに渡邊和哉という若者がいる。 1998年生まれだからまだ20代前半。出身は北九州で遠賀川をホームグラウンドにしていたんだけれど、関東へ拠点を移し、最近は相模湖を中心にレンタルボートでリザーバー釣行を重ねている。

相模湖といえばノリーズでは山口敦史という手練がいて、その山口に教わったり、ローカルの試合に出たりしながら、現状のレンタルレイクの釣りに没頭しているわけですよ。それこそライブスコープを持ち込んで、イマドキの若者が目指す釣りを熱心に研究していたり。

和哉が巧を強く意識しているのは間違いない。アメリカであれだけの成績を残している巧は、どういう釣りを覚えていき、いまがあるのか? その過程には俺が存在していて、渡邊もちょっと気になるらしい(笑)。


俺の釣りで使う魚探は2D。ライブスコープを持ち込んだりもしたけれど、結局手放してしまった。身近にいる山口も最先端とは違う方向性をここにきて意識し始めている。

じゃあいったい、俺がどんな釣りをしているのか? そこに興味を持ったらしい。まあ、彼がこちらに越してきて、まだ一度も釣りしたことはなかったからね。

ということで一昨日は亀山湖に行き、和哉をバックシートに乗せた。


トップのテストしかしないと伝えたのだけれど、「同行したい」と。

和哉を発掘したのは巧で、なるほど好青年だし、理解度も高いし、何よりバスフィッシングに対してのどん欲さが伝わってくる。今回の釣行で、何かを感じてくれたならよいのだけれど(笑)。

釣果のほうはというと、俺が前でヒラトップ170を、和哉がうしろで140をひたすら投げ続けたけれど、1度もバイトはありませんでした。


ノーフィッシュでのむらボート桟橋へ・・・。

いや、二人してサイズ違いを試していたら、どちらかには食うという違いが生まれるかなとも思ったんだけれどね。

いま、ターンオーバー真っ盛りでよく見ると水のなかにちょっと粗い粒子が含まれている。ベイトフィッシュはそこにいられるけれど、バスは嫌がっているのではないか? だからといって上流部やクリークエンドのターンの影響がない場所へ行くと、今度はベイトがいないという。

いまだに日中は20℃近くまで上昇するなか、ターンを繰り返していて口を閉ざしてしまっているような気配・・・一日の気温差があまり生じない寒い日が続くようになるまで、もうしばらくはこの難しさを継続するのではないかと思います。

テストのほうはというと、初投入の170がいきなり意図していた泳ぎを見せてくれて満足しています。あとは釣果なんだけれどね(笑)。

そして若干水温が下がってきたことで、140のバランスをどう変えていくかも試してみた。水の比重が大きくなるから、わずかに重くする必要があるのです。

ちょうどリューギからピアスクワッドが送られてきて、4本バリだから冬のショートバイト対策に効きそうだ。でも、このフックはスイベルアイのため同サイズに比べて約0.6グラム重い。それを前後に載せると1.2グラム変わってくることになる。ということは、サイズをひとつ下げたほうがいいのか? フロントだけ変えるのか? 

というふうに、ウエイトを貼るのではなく、まずはフックチェンジでの浮き姿勢と動きの変化を追求したしだい。

もちろん、さらに水温が下がればまた調整が必要なので、あくまで参考データの収集です。

それも含め、和哉との同船も含め、俺的には実りのある1日でした。

今週はこのへんで。

来週もよろしく!

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