久しぶりの入鹿池

2021/12/10
今週はBasser誌の連載取材でした。



以前にもお伝えしたとおり、いまやってる企画は事前に舞台となる場所が明かされないまま現地に入り、ぶっつけ本番で俺がどうやって答えに辿り着くのか(どう“あがくか”ともいう)をお伝えするというもの。

とはいえ、完全なるノーインフォではなく、場所のタイプは事前に知らされる。でないと、まったく的外れなタックルを準備してしまうことにもなりかねないからね。

そして今回、担当編集から伝えられたのは“池”だということ。

え? 池?

しかも前日移動の遠征になるという。

池と聞いて思い浮かぶのは、雄蛇ヶ池か入鹿池くらい。でも前者は遠征ではないから…ふたを開けてみると予想どおり後者でした。

入鹿池は愛知県犬山市にあり、釣り場としてはバスフィッシングの黎明期から知られている老舗バスポンド。

俺自身はかなり昔、JBがまだJBTAだった時代に試合をした記憶があるのと、ここ10年では3回くらい足を運んだかな…直近ではコロナ禍になる前にノリーズカップを開催していて、それが最後だね。

いま、入鹿池は中部エリアでナンバーワンのワカサギ釣り場として知られている。

10年以上前に訪れた際、ワカサギの放流に関してアドバイスをした経緯があり…それまでは北海道(網走)からシュロに付いた卵を買っていたんだけれど、一度芦ノ湖漁協へ視察に行ったらどうかと。人工孵化器を購入して自前でやったほうがよいよ、と。

そこから今日のワカサギのメッカに繋げたのだとか。

したがって、バスのコンディションはすこぶるいい。

ただし、バスを釣るのはけっして簡単ではありません。

その理由はいくつかあって、池なので明確な流れが存在しないというのがひとつ。しかもまったくといっていいほどカバーが存在しない。ボトムの地形変化も少ない。さらに水質がクリア。近年はレンタルユースのアングラーが増え、JBの試合も行なわれているので相応のプレッシャーがかかっているという・・・。

イメージとしては、相模湖をさらにヘビーにした感じ? もしくは障害物がまったく存在しない河口湖?

そんな池の特徴と時期的なことを考えたとき、キーになるのは中層だろうなと。そこで、ミドストでもi字でもない、俺なりのやり方で可能な中層の釣りをいろいろと考えて持ち込みました。

ちなみにロコに言わせると、昨今の入鹿池はライブスコープを使わない「ふつうの釣り」だとノーフィッシュが珍しくないとのこと。

そんななか、田辺はどうあがいたのか?

詳細は明かせないけれど、「なるほど、ここに行き着くんだ」という興味深い展開でしたよ。



今週はこのへんで。

来週もよろしく!!

過去の連載はこちら↓
田辺哲男のMY BIG GAME
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