10FTU・KOJIHEY's★SE9RET ~DEC. the 3rd Week~


ルアマガモバイルをご覧の皆さま、こんにちは。

福岡県と山口県のフィールドをメインに活動している10FTUプロスタッフの小島康平(コジヘイ)です。

いよいよ季節は秋から冬へ。
今月はこれからが旬になる「フィンズピーのアラバマリグ」に関して解説していこうと思います!

フィンズピーは今年発売された新製品。

テールアクションの大きいHBシリーズの“強波動”とは対極の、ナチュラルな“弱波動”で、i字により近いスイミングアクションを発生させる、食わせ要素の高いシャッドテールワーム。

背部はノンソルト、腹部はソルトインといった構造で低重心化に成功、着水からの巻き始めによる立ち上がりの良さに一役買っています。

ボディ断面の逆三角形と腹部のフィンは、船のセンターキールの役割を果たし、直進安定性とテールの波動を抑える効果もあります。

実は…
フィンズピーを具にしたアラバマリグで、今年の1月から3月にかけての真冬から早春に爆発的な釣果を叩き出したのです!

もともとは、アラバマリグ自体釣れるイメージが湧かずで、リザーバーを拠点にしていながら食わず嫌いで使うことすらしていませんでした(笑)。

僕の今のホームフィールドは山口県の丸山ダム。
小規模ながら全体的に急深な地形のリザーバーで、バンク際には冠水した立木が連なる素敵なロケーション。

こういった、枯れ立木がショア沿いに立ち並ぶ、攻めがいのある小規模リザーバーです。

そんな丸山ダムにて今年1月。
真冬に大減水した状況での、人生初となるフィンズピー・アラバマリグでのモンスターフィッシュ!

エントリーしたのはワンド奥の水深約3メートルのシャローエリア。

立木とレイダウンが絡むスポットにアラバマリグをコンタクトさせながら、魚探に映るワカサギの群れのレンジに合わせてリトリーブ。立木を抜けた瞬間に強烈なメガトンバイト!

真冬のシャローエリアはやっぱりハンパないモンスター級がワンスポットを陣取っていました!

この時にチョイスしたフィンズピーのカラーは、
5本の内、センターがチャートシャッド。
あとの4箇所は、セクシーシャッド、メジャーシャッド、ラベンダーシャッド、グリパンシャッドと見た目はかなりカラフル(笑)。

送ってもらったときはまだサンプル段階。1色1本ずつしか持ち合わせておらず、仕方無くこのチョイスにしてみたのが正直な理由(笑)。以後この組み合わせで乱獲モードに突入!

岬周りでフィーディングするワカサギ喰いを狙ったり、立木や縦ストラクチャーにサスペンドしたバスを狙ったり…どこでも投げて釣れるというわけでもなく、水中にある何かにコンタクトさせたり、夕方にベイトが岸に寄るタイミングに合わせて投げ込んでの爆釣劇でした。

ガッツいてくるバスはいずれもブリブリの良型。真冬でもアグレッシブに行動できる捕食モードバリバリのバスです!

タックルは

●ロッド:バンタム174MH-G(シマノ)
●リール:バンタムMGL HG(シマノ)
●ライン:FCスナイパー20ポンド(サンライン)
●フック:ハイパートルネード#4/0×1本、ハイパートルネード・ウェイテッド#4/0・1/16オンス×2本、ハイパートルネード・ウェイテッド#4/0・1/8オンス×2本(全てハヤブサ)
です。

アラバマリグは、タックルチョイスがかなり重要です。

使用しているのは、グラスコンポジットロッドの“バンタム174MH-G”。
ティップからベリーにかけて、グラスならではのしっかりとした追従さ(張り)と、しなやかに曲がる柔らかさを併せ持ち、ショートバイトを弾いてしまうような現象を軽減。

ベリーからバットにかけては強靭なパワーを備え、掛けてからの余力あるファイトでキャッチ率アップ!

そもそもMHパワーのロッドでアラバマリグは柔らかくないか?…といった意見もありました。

装着しているフィンズピーは小型のシャッドテールワームで自重は軽いため、実はそこまでパワーのあるタックルでなくても問題なしです。

それでも一つ不満な点があります。
それは、グラスロッドでアラバマリグを遠くまで投げられない…飛距離が出ない点。

ボートからはロングアプローチがほとんどないため、乗せ重視の“バンタム174MH-G”をオススメしますが、オカッパリからのアプローチは飛距離が必要な場面が多いため“バンタム172MH”をチョイスしています。
また、ヘビーウェイトで使用する場合は“バンタム170H”といったロッドの使い分けをやっています。

リールはバンタムMGLで決まり。
キャストからフッキング、そしてキャッチまでの流れを、剛性あるこのリールでブレることなくこなせ、ストレスフリー。

ギヤ比に関しては、ハイギヤがオススメです。
特に丸山ダムの場合は立木が多く、コンタクトさせながら巻いてくるため、掛けてから立木に入られないようにするというのがまず一つの理由。
それと、トレースするスピードの感覚がしっくりくる…といった理由で、HGをチョイスしています。

ラインは“FCスナイパー”の18ポンド、または20ポンド。
より深いレンジを狙いたければ18ポンド(オカッパリではウェイトを軽くするため16ポンドにすることもある)、ストラクチャー絡みでの使用がメインなら20ポンドといった使い分け。

フィンズピーに使用するフックは、
ハヤブサの“ハイパートルネード#4/0”“ハイパートルネード・ウェイテッド#4/0(1/16オンス)”、“ハイパートルネード・ウェイテッド#4/0(1/8オンス)”。
僕はストラクチャー絡みでの使用が多いため、ジグヘッドはほぼ出番がありません。スクリューロックフック一択です。

水温が1桁になるこれからの季節。ルアーパワーを抑えるのも一つの手段ですが、寒い季節もベイトを追い続けるコンディション抜群の一本を獲りにいくなら、ルアーパワーを上げて攻め続けることも大切かな、と思います!

是非これらのタックル等を参考にしていただき、
フィンズピーのアラバマリグにトライしてみてください!

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