折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2022/1/21 厳冬期のHPシャッドテールのダウンショット

今年は本当に寒くて雪まで降りました。

千葉の房総も魚探が示す水温は7℃台。

近年は暖冬と呼ばれる年が多く、下がっても水温は6℃位でしたが、これから更に水温は6℃を下回る事も予想されます。

水温は下がる一方。朝の気温はマイナスがザラですから!

ガイドも例年であれば新年は成人式あたりまではコンスタントに釣れますが、今年は厳しいの一言。

釣れない日も多くありました。

既に自分で本気で釣りしてもデコらない事で精一杯なくらいです。

そんな中でも頑張って頂いたゲスト様には嬉しい釣果もありました。やはり動ける魚はコンディションが良い傾向です。

突出して釣果が期待できる釣り方はあまりなく、ライトリグであってもビッグベイトであってもバイトは僅か。

そんな厳しい状況でも何とかバイトを得る事ができたルアーはHPシャッドテールのダウンショット。

定番ではありますが、色々とワームをローテーションした上での結果で、目に見えた安定感がありました。

その理由として明確に言えるのは、テールアクションのレスポンスの高さが上げられます。

アクションする中でどの点でもしっかりと水を直ぐに掴み、そのスイングがボディに伝わる事で全体が生命感あるアクションを生みます。

また厳寒期である故に、ロッドアクションは一択。

極々ゆっくり探る以外ありません。

そんなスローなロッドアクションであっても、ボトムをトレースする間中、隙なくテールを振る事はバイトチャンスを広げる筈です。

特にバイトがロッドアクションによらないフォール直後に集中するのは特筆すべき事。

落ちていくルアーに対して瞬間的に追ってバイトまで繋げるのはルアーの力です。

キャスト後などの長いフォールだけでなく、細かなアクションの中での短いフォールでも同じ様な事が言えます。

また、シンカーを軽くした時や狙う水深が深くなるほど、シャッドテールがシャッドテールとして、どのくらい機能するか否かはテールレスポンスの高さにかかっているとも言えます。

故により深くなり、よりスローになる厳寒期になるほど、際立った釣果をもたらす訳です。

写真は2インチ。ワームは小さいので、色は強めの黒です。

タックルは年末まではチューブラーのBLXSG6011L/MLXSでしたが、年が空けてからはBLXSG6011UL/MLXS-STのソリッドティップを多用します。

もちろん食わせに寄せたソリッドティップであるゆえにワームの動きはチューブラーに比べて穏やか。

つまり、ゆっくりでも動く安定感はタックル面においても、より有利に働くと言えます。

冬志向が強まる程にルアーの性能差があぶり出される結果となるのです。

今シーズンは何故かディープフラットが不調です。

各地のプロスタッフと話す機会がある毎に話すのですが、全国的にその傾向が強い感じがします。

それ以外だとバンクの傾斜や途中の障害物を探るしかないと言えます。

つまりフラットと比べたら、断然に落としながら誘う距離が長くなります。

この傾向もHPシャッドテールの優位性に拍車をかけるものです。

厳寒期であればデコも想定内。

と言いつつも、釣りたいのは皆一緒です。

それでも1匹を釣りたいのなら、HPシャッドテールを是非とも使ってみて下さい。

厳寒期ならではのガラガラ加減。思った所で必ず釣りが出来るのでオススメです。

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