2022/2/10
今週は、Basser誌の連載ロケでした。
事前の情報はいっさいシャットアウト、あらかじめ担当編集から聞かされるのはレイクタイプのみという、かなり無茶ぶりなこの企画(苦笑)。
取材当日になって初めて行き先が明かされるのですが、今回は関東のリザーバーということで時期的なことを考えると、ワームの類は必要ないかな・・・そんな想定でタックルを準備したしだい。
そして当日、伝えられた舞台は『戸面原ダム』。
え? そこ? となると、もしかしてハードベイトオンリーはちょっと微妙か? などと思いながらの現地入りです。
ところがいざ桟橋に降り立ってみれば、いい感じに濁りが入ってる。
ここはそもそも少し水に色が着いているんだけれど、今回は「マグナムでも巻いていいんじゃないの?」というレベル。だいぶ前に降った雨の濁りが、ターンオーバーと相まって残っているようなのです。戸面原はヘラブナファンも多いので、ボート店がタナを決めるうえでの参考情報提供のため表層だけでなく深いレンジの水温も計っている。
そのデータによると、表層付近が6度台、水深6メートルも同じく6度台。この時期に、上から下まで同じ水温というは珍しい。
そしてそれは、水温躍層が存在しないということだよね。いや、あったとしても深い、というのを意味している。となると、プランクトンはどこにいるのか?おそらくこの状態は一時のもので、これがもっと冷え込んでくれば冷たい水がボトムに入り込み、上のほうがまだ水温が高いということになるのだろうけど(=狙いドコロが絞りやすくなる)、水温変化がなければ広いレンジで考えていかなければならないわけですよ。
これは難しいかもしれないけれど、はたして・・・。
展開と結果は、今月のBasserをチェックしてみてください。
ちなみに、この取材から
前回紹介した新たな魚探システム『ソリックス10』を導入しているのですが、これはもう、はっきり言ってかなりイイ!!
立ち木などの映像はもちろんのこと、大小問わず、魚の存在を明確に映し出してくれるのです。より繊細に水の中の生命感を把握できる。そのおかげで、ゲームの方向性は早い段階から絞り込むことができました。「こんなふうに映るなら、これでいいはず」と。
今後も、水中イメージの具体化にひと役買ってくれるのは間違いないと確信できましたよ。
今週はこのへんで。
来週もよろしく!!
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