10FTU・KOJIHEY's★SE9RET ~MAR. the 3rd Week~



ルアマガモバイルをご覧の皆様こんにちは。

山口県と福岡県のフィールドで活動している10FTUプロスタッフの小島康平(コジヘイ)です。

季節は3月…いよいよ春到来ですね!

今回は、今年の夏前に発売を控えた10FTU新製品の“ロングカーリー”について、昨年のテスト模様を交えながら解説していこうと思います!

このロングカーリーの存在を知ったのは、
「コジヘイ、今、通称“子ウナギ”ってやつを作ってるんだよね~~」
と伊豫部社長から動画をいただいたのが最初。

“ロングカーリー”と聞くと、なかなか馴染みの無いもので…正直今まで使おうとも思わなかったジャンル。

食わず嫌いは良くないですね…(笑)。
とにかく、そのポテンシャルたるや、ヤバかった…。

そのヤバさを思い知らされたのが、僕が人生初の実釣ロケに挑んだYouTube“10FTUチャンネル”での出来事。

福岡県は遠賀川本流上流域にて、社長とコラボロケをさせていただきました。

そのとき社長が投入したロングカーリーのフリーリグに、52センチのスーパーマンスターが食らいついたのです(笑)!!

子ウナギに食らいついた見事な50アップ!! このときの衝撃から僕はロングカーリーの威力に魅了され、他メーカーから発売されている様々なモデルを実際に購入。スイミング&ボトムでの姿勢、ステイ時の自発的アクション等、いろいろと研究してみました。

そしてついに昨年8月、10FTUロングカーリーのサンプルが手元に届きました。

早速山口県の小野湖でテストスタート!

僕たちテスターは、こういったサンプル品についての意見や感想を率直に述べるのも仕事の一つ。妥協無しにイイモノを世に出したいという思いも詰まり、サンプルといえどもシビアにテストしていきました。

その当時は雨が多く降っていたせいもあり、最上流域は濁りとカレントが増した状況。
まさに、ルアーパワーが試される絶好のタイミング。

早速フリーリグでタックルを組み、流れの速いスポットでは7~10グラム、流れの緩やかなスポットでは5グラム、といったウェイトを変えてのアプローチで攻めていきました。

フォールスピード、ボトム着底時の安定感を調整しながら、そして、ロッドアクションでボトムを転がしながら、流れに乗せてドリフト。

雨の日に上流から落ちてきた“ドバミミズ”がイメージです。

これが見事にハマり、テスト一発目から54センチのスーパーマグナムをキャッチ!

濁りとカレントが効いたエリアでも7インチサイズがしっかりアピールできていると確信が持てました。

カラーは“プラム”という、サンプル段階で最も手応えのある色で、僕的にもかなりイチオシ! 発売時にラインナップされるかまだわかりませんが…(笑)。

後日行われた小野湖でのテスト釣行では、状況が一変。
今度はボトム丸見えのクリアウォーター状態です。

上流域ではバスがスクールになって回遊する場面も見受けられました。

この日はロングカーリーのカラートーンを落とし、クリアウォーターにより馴染みやすい、透明感のあるシナモンシュリンプ系でチャレンジしてみました。

日差しが強く照りつける日中のタイミングで、橋脚にサスペンドしているであろうバスに、ロングカーリーの5グラム・フリーリグでアプローチ。

ボトムの岩にあえてスタックさせ、ハングオフでバイト!

ナイスコンディションの小野湖バス!! カーリーテールが持つルアーパワーと、フリーリグだからこそ出せるイレギュラーなアクションがバッチリハマった瞬間でした。

アピール力も高く、食わせ要素も抜群な10FTUロングカーリーは高浮力マテリアルのハンドポワード素材で作られています。

そのため、ステイ時はボトムでフワ~~~っとカーリーテールをなびかせながら、スローに倒れ込むという…艶めかしい自発的アクションはハンポワだから出せる動き。

また、立ち姿勢を長く保つことでバイトチャンスを増やすことが可能になります。

パドロッターシリーズ同様、フリーリグの他に、ヘビキャロやヘビダン(ロングカーリーの場合はネコリグも)とステイを加えるようなリグで、このアイテムの良さが一層引き出せると思います。

ロングカーリーのフリーリグで使用したタックルは

●ロッド:バンタム170MH(シマノ)
●リール:19アンタレスHG(シマノ)
●ライン:シューター14ポンド(サンライン)
●ルアー:ロングカーリー・プロト(10FTU)+TNSオフセット・ナロー#3/0(ハヤブサ)+スタッチャーショット5~10グラム(ハヤブサ)*フリーリグ

ロッドは、オカッパリで取り回しの良い7フィートレングスに、ボトム感知能力が高くライトカバーまでしっかり攻めていける“バンタム170MH”

リールは、飛距離と剛性、自重220グラムによる手元の安定感を重視した“19アンタレス”の7.4ハイギアをチョイス。

ラインは、感度&強度とワーミングに必要な要素をカバーし、かつ多少の無理も効くという…硬く伸びにくいサンラインの“シューター14ポンド”をチョイス。

フックは、細身のボディに馴染みやすく、障害物へのすり抜けも良いハヤブサのナローゲイプ“TNSオフセット・ナロー#3/0”(ハヤブサ)。

シンカーは、ボトムでの安定性や、あえてストラクチャーにスタックさせてバイトに持ち込むキッカケを作るための形状の“スタッチャーショット5~10グラム”。


このタックルバランスが完璧に近く、テスト時はミス無くキャッチできました。

今後、10FTUのホームページや、関係者各個人を含めたSNS等でカラーラインナップの発表があると思いますのでお楽しみに!

それではまた!

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