クリスタルSシリーズというスピナーベイト

2022/4/9
今週はBasser誌の取材で津久井湖へ。

  プロスタッフの津輕辰彦と一緒に実釣してきたんだけど、お題は「クリスタルS」。

つまり、俺も津輕もスピナーベイト以外投げないという内容ですよ。

クリスタルSシリーズがなぜこんなに派生しているのか、その使い分けなどを実釣を通して伝えつつ、今のレイクにどういう合わせ方ができるのかを追求する非常におもしろい取材でした。

最近目立った釣果を聞かない津久井湖で、スピナーベイトを巻き倒した結果というか、着地点に俺自身も「これが現在のタフレイクにおける巻きの行きつく先か?」という興味深いものになりました。

  どんなにタフでも、ちゃんとスコアが残せるのがクリスタルSなんだなと。

だから、どういった場所を、どうやって、どんな感じで、どんなシリーズで、どんな目論見で俺と津輕が展開していくのかを見てほしい。

ひとつ言えるのは「スピナーベイト」というルアーをひとくくりに捉えているアングラーに対して、強いメッセージのある内容になっています。

それぞれ好みのスピナーベイトをセレクトして使うアングラーは増えたとは思うけど、それだけでは通用しないときにどうするか?

1つのスピナーベイトだけで「今日はスピナーベイト釣れないね」って判断している人には、ちゃんとスピナーベイトを使い分ける有効性、そして使い分けるスピナーベイトを持つことの重要性を感じてもらえると思う。

  ノリーズのホームページにも掲載している、クリスタルSシリーズの早見表。スピナーベイトだけでこれだけの種類があります。

ちなみに今回同行した津輕についてなんだけれども、彼は生粋のハードベイター。

  特にスピナーベイトとメタルに関しては、ノリーズスタッフの中でもトップクラスの使い手で、もう5年以上ソフトベイトを1投もしていないんじゃないかな?

俺ですら「え、スローダウンで様子見るっていうのもあっていいんじゃないの? カバーの中には魚がいるけど、それが食うのか食わないのか知りたくないの?」って、言ってしまうレベル(笑)。

でも彼からすれば、その時間がもったいないと。

その1投、2投ですらハードベイトの追求に使いたいくらい、そこに対する探求心が強い。

実際、今回の取材でもほぼ全種類のクリスタルSを投げたんじゃないかな?

クリスタルSシリーズって、ウエイトも合わせればものすごい数になるんだけど、それぞれを的確に理解して当て込んでいけるのは正直すごいと思う。

俺は自分で作っているから、それぞれの理解はもちろんありますよ。

でも、それだってノリーズの30年近い歴史の中でひとつひとつしっかりテストしながら作ったからであって、普通のアングラーは「全部使いこなしてやるぜ!」なんて思わないよね。

そういう面で、今回の企画にはうってつけだし、今の難しい日本のフィールドを相手にスピナーベイト縛りで結果を出すには彼以上のお助けマンはいないね(笑)。

スピナーベイトにおいては完全に彼のほうが「旬」だからね。

  5年もソフトベイトを投げてない彼のほうが、今のレイクに合わせた使い方ができているのは間違いない。

先週の城ノ上もそうだけど、津輕も他にはいない面白いアングラーなので、興味のある人はぜひ誌面を見てほしい。

ということで、今週はこのへんで!

来週もよろしく!

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田辺哲男のMY BIG GAME
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