10FTU・KOJIHEY's★SE9RET ~MAY. the 3rd Week~


ルアーマガジンモバイルをご覧の皆さまこんにちは。

山口県と福岡県のフィールドで活動している10FTUプロスタッフの小島康平(コジヘイ)です。

桜も散り季節は5月。

フィールドそれぞれ進行具合はバラバラですが、ミッドスポーンからポストスポーンといった状況で産卵行動をしているバスと産卵行動を終えて回復に向かおうとしているバスがミックスしたタイミング。

そんな中、今回はいつもの山口エリアではなく、地元福岡のクリークにてチャレンジしてきました。

この日は産卵行動をしている半プリとアフターの両タイプを獲れるように、パドロッターのフリーリグとアディ、HBバブゥをメインにゲームを組み立てていきました。

朝イチ、太陽がまだ登り切る前のローライトコンディションのタイミング。

岸際では度々ボイルが発生しておりバスは好活性のようでした。

しかし、ベイトが跳ね回るような激しいボイルではなく、モワンと波紋が発生する程度の、虫を捕食するかのようなタイプのものが多くみられたため、パドロッターの5グラム・フリーリグでフォールスピードをスローに、かつ、ボトムに着底した後は放置…と、出来るだけスローにアプローチしていくと…

ファーストフォール後のステイで見事にバイトを得ることができました! 現れたのは余裕の50アップのクリークモンスター!!

パドロッターのカラーは“スカッパノンブルー”。
春のスポーニング時期に実績の高い濃いめのカラー。


この赤黒い色調はローライトなスポットやディープレンジ、ステインからマッディの濁った水質で、黒よりも馴染んだ色でありながらシルエットは残せる絶妙なアピール力がお気に入りです。

その後、太陽が昇り、強い日差しが照り付ける厳しい昼の時間帯に突入。

クリークは地形変化が少ないため、護岸がベンドした角地や水門、階段といった誰もが目に付くスポットにバスが付く確率が高いと推測。

パドロッターのフリーリグで、撃っていくスポットのレンジを少し下げて、風当たりの良い護岸の角地を中心に丁寧に狙っていきました。

ポストスポーンの動きの鈍いバスもターゲットにしたアプローチです。

ファーストフォールの後は極力ステイをさせて喰わせの間を長めに作っていくと…

グッドサイズのバス! このあと、さらに45アップを追加! でかバス連打です!!

パドロッターは高浮力マテリアル。放置しておいても僅かなラインの動きや水の動きで立ち姿勢を維持させながらボディを揺らすので、ステイがかなりポイントになります。

決して動かし過ぎがNGな訳ではありませんが、ステイを多く取り入れることでワーム任せでアピールすることができます。
今まで反応しなかった魚も反応させることが可能になると思いますよ。

この2本のパドロッターフィッシュでは、スカッパノンブルーからカラーチェンジをし、赤×黒カラーの“ブラックネオンディップ”をチョイスしてみました。

他にも、濁りの中でシルエットをしっかりと残してアピールができる青×黒カラーの“ブラックブルーディップ”もラインナップされているので、この時期発生する田んぼの代掻きによる濁りにも是非使ってみてほしいですね。

パドロッターはエビなど甲殻類のみでなくブルーギルなどのベイトフィッシュにもイミテート可能なので、使い所を選ばないのが強みです。

今、まさに真っただ中のポストスポーンの時期は、フリーリグの場合、シンカーウェイトを3.5~5グラム程度に軽くして、フワッと感をUPさせるのがオススメです!

フリーリグ・タックルは
ロッド:22バンタム170MH(シマノ)
リール:20メタニウムHG(シマノ)
ライン:シューター16ポンド(サンライン)
ルアー:パドロッター(10FTU)+TNSオフセット・ナロー#2/0(ハヤブサ)+ピンフリーショット5グラム(ザップ)*フリーリグ


クリークの釣行も終盤。
時刻は16時と陽が傾き始めて風も出てきたタイミング。

バスもアクティブに動く時間帯であると予測して、ベジテーションが豊富なエリアに入って巻きの釣りを展開することにしました。

杭やオダなど沈み物に対し、アディ×スキップシャッド4.8インチのコンビで巻いていくアプローチ。

ステインっぽいササ濁りに垂直護岸、ウィンディーサイドで足元にはオダが沈んでいたりと、アディを巻くには絶好の条件。

護岸沿いをアディ1/2オンスでハイスピードにトレース。
そして、ルアーの軌道が変わる瞬間、メガトンバイト!!

52センチのクリークモンスターが登場!!

続けて移動した先の護岸沿いでも、同じアプローチでビッグバス登場と快進撃でした!!

アディは直進型のブレーデッドジグで0.5ミリと厚みのあるブレードで強波動を発生させます。

立ち上がりが良く、また浮き上がりにくいため、レンジコントロールとレンジキープがしやすいのが利点。

ヘッド部には1.0ミリ径のナイロンガードが装着されており、スナッグレス効果を生んでいる他に、先端部には極小コロラドブレードが装着されているため、アピール力アップにも一役買っています。

トレースしたいレンジやスピードに合わせて、3/8オンス、1/2オンス、5/8オンスと3タイプのウェイトがラインナップされているので、それぞれ使い分けてみると良いですよ。

今回のクリーク攻略で活躍したアディのカラーは“モンドリホワイト”。トレーラーのスキップシャッド4.8インチは“ホワイトアイス”。クリークや遠賀川水系に多いステインな水質に抜群なので、是非使ってみてほしいカラーですね。

ブレーデッドジグ・タックルは
ロッド:バンタム170M-G(シマノ)
リール:18バンタムMGL(シマノ)
ライン:FCスナイパー16ポンド(サンライン)
ルアー:イヨケンチャター・アディ1/2オンス+スキップシャッド4.8インチ(共に10FTU)


これからは各地で梅雨入りも発表され、雨混じりのシチュエーションが多くなると思います。

水質も通常はクリアなフィールドでも一時的に濁るため、今回紹介したカラーチョイスやウェイトチョイスを是非参考にしてもらえたらと思います。

それではまた!

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