川村光大郎 OPENMIND 2022/6/9 チビーブルの潜在能力を再認識!

先週記したとおり、1日2~3時間でもフィールドに立つようにしています。

ただ、月~火に霞水系にてオカッパリの勝負企画があると聞き、週末のプラクティスも想定し遠慮しました。

その前に北浦方面と霞ヶ浦をまわりましたが、ともに1匹ずつ。


北浦支流の水路にて、護岸のヘコミにアシが覆いかぶさった隙間にスクーパーフロッグのノーシンカーを落とし、水面でピチョピチョ誘っていたらギルバイトの後に強く引き込んだのは45cmほどのグッドサイズ!

カスミでは、ボトムが見えるシャローにて。

アシの根本がエグれている部分にハリースライドをフォールさせるとラインが走りました。

一気に吸い込まれやすいノーシンカーフォールの釣りでは、フックが口の奥に掛かるケースが出てきます。

こんなときは、エラ側からプライヤーを入れ(エラをキズつけないように)、フックが刺さっている向きを確認したうえで反対方向に引き上げると最小のダメージで外せます。

フックが刺さっている箇所や向きはワームが口内に残っていると分かりにくいので、先にワームを引っ張り出してから行うとやりやすいです。

強引に外して出血させてしまうといけないので、速やかかつ丁寧に外したいところです。

一応、本当に呑まれたときに備えてオエオエ棒をボックスに入れてはいますが、ボクはそこまで呑まれることはないので今のところ出番はないです。

これは、バイトを察知したら速やかにフッキングしているからです。

一方で、バイトに対してクラッチを切ってラインを送り込み、しばらく走らせてから合わせるスタイルも見受けられます。

これもキャッチ率を上げるために編み出された方法なのでしょうが、フックを呑ませてしまうリスクが高まるフッキング方法は浸透して欲しくないな、と思っています。

さて、オカッパリ以外では、豊英湖と三島湖へ。

陸王でもしサイトフィッシングがメインになったときに、戦力になるかもしれないネタがあり・・・ボートの方が見えバスに試せる機会が多いですからね!

しかし、初日の豊英湖は雨・・・バックウォーターは濁りますし、冷たい雨だったのでバス沈んじゃいます”(-“”-)”

それでも、流量が増すことで部分的にホットスポットが出来たり、多少冷たくとも雨を喜ぶバスもいるので、サイトはダメでも期待感が生まれたことも事実!

バックウォーターを上がりましたが、午前中はノーフィッシュ・・・

スクーパーフロッグマグナムに3回、バイトとチェイスがありましたが、勢いがない。

冷たい雨によって、バスがトーンダウンしている感じです。

そして人間もツライ(>_<)

冷たい風も相まって、この時期にもなって震える寒さに、一旦車に避難!

暖を取って、中にもう一枚着こんでから再出船しました。

もう一方のバックウォーターを上がり、スカートを刺したスクーパーフロッグのダウンショットに来たのは小バス。

レッグのキビキビした動きにスカートのフワフワが相まって、かなりいい動きをしてくれます。

そしてこの日、パワースポット化していた滝インレットへ。

水量が増し、高低差と相まって水面を強く叩きつけていました。

遠目からスクーパーマグナムのヘビーダウンショットを入れるとすぐにバイトがありましたが、ジャンプ一発でバレ。

そのまま数投するもバイトが無いので、ジョリーを滝つぼの中に入れて泳がせると引ったくりバイトしたのは太ったグッドサイズ!

次のキャストでも軽く当たりましたが掛からず、スカーテッドスクーパーフロッグのダウンショットを入れるとヒット!


それもバイトが途絶え、再びジョリーを入れるとまたヒット!


やはり同じルアーでバイトは続かず、今度はスクーパーフロッグのレッグをカットして誘うと、その1投目に食ってきたのはこの日最大の47cm!

さらにベローズギル2インチでも追加!

周辺のバスがこの滝つぼに集結しているのでは!?と思えるほどでしたが、間違いなくこの日も何人かは撃って、釣られてもいるはず。

だから、1匹釣られると周りのバスもスレるも、目先を変えてやると反応する。

1スポットから絞り出すときに、ルアーローテーションはことさら有効ですね!

そして翌日は三島湖。

この後のスケジュールが詰まっていたこともあり、睡眠時間を優先しての7時出船です。

平日にも関わらずともゑさんの駐車場は満車で、すべてバス釣り客とのこと!

この日も曇天で肌寒い!

しかし、前日にバックウォーターが濁ったとのことで、その恩恵はありそうです。

真っ先に向かった人も多いとは思いつつ、上がることにしました。

かつて、雨天時に炸裂したインレットがあるのですが、すでにキレイな水が出ていました。

雨パワーがあるときはいい感じの濁り水が出ています。

水量も普段くらいに落ち着き、雨の恩恵があったとすれば朝イチかな!?

スカート刺しスクーパーで2匹絞り出てきましたが、ここまで。

最上流まで上がると、すでに濁りはとれていました。

しかし、冷たい雨だったからか見えるバスはかなり少なく、雨の恩恵は過ぎ去っていました。

下りつつ、浅瀬で見つけたバスにチビーブルを投じるとあっさりバイト!

さらに、ボイルがあったのでそちらに行くとまたバスがいて、これもチビーブルにあっさり。

浅い張り出しの上に稚ギルが群れていて、それを狙っていました。

さらに、岩盤キワを引いたジョリーにもバスが浮いてきて追加!

しかしそれ以上は見つからず、下りつつ、行きて釣った滝インレットにチビーブルを投じるとヒット!

食ってくるバスのサイズもいいし、この釣りはハマっている!

しかし、そこまでこのバックウォーターにパワーもない・・・

もう一方のバックウォーターも最上流まで上がってみましたが、こちらは山の水でよりクリアアップしており、魚もおらず。

夕方一度、メインのバックウォーターを上がりました。

この日も肌寒いくらいで、新たにバスが上がってくる感じではありませんでしたが、それでも時間を空けたことでまた出会うバスもおり、



いればチビーブルで一撃!

そして、今回試そうと思っていたスクーパーフロッグの最小サイズ〝ベイビー″でも追加!

スピナーベイトを通せない、隙間に隠れたバスの目の前に落とすと「パクッ」でした!(^^)!

しかし、この日のM.V.Pはチビーブル! 

スピナベサイトがメインでしたが、水深40~60cmほどの浅瀬において3/8オンスよりも明らかに向いている!

着水音も静かだし、ゆっくり落とし込みながらの巻きで滞空時間を長くとれるので、食わせやすい。

反応するも追いつかなかったり、スピナベの後ろでパクッとするも空振りに終わる紙一重のミスバイトが減らせます。

かつてこの釣りを追求しているときに、ミニスピナーベイトにすると反応が悪くなる経験をしました。

そこでチビーブルを開発するにあたっては、「スピナーベイトとしてのパワーを下げ過ぎないこと」に留意しました。

小さくし過ぎないこと。アクションを弱くし過ぎないこと。

アクションに関しては、スプリッターというヨコ揺れを発生させるパーツによって有利に働きますし、小さくなると引き抵抗もスルスルになりがちですが、この点においても手元にしっかり抵抗感と振動を伝えてくれる。

おまけに、軽くなると浮き上がりやすくなるところ、スプリッターは浮き上がりを抑える効果もある。

ミニスピナーベイトにこそ、ビーブルの構造は理にかなっているのです(^_-)-☆

スポーニングから回復したバスも増えてきて、この手の釣りが利き出したことを感じた釣行でした!

使用タックルです。

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