10FTU・KOJIHEY's★SE9RET ~JUN. the 3rd Week~


ルアモバをご覧の皆さまこんにちは。

山口県と福岡県のフィールドで活動している10FTUプロスタッフの小島康平(コジヘイ)です。

6月に入り、梅雨時期になりましたね。

雨の多いこの時期は足を滑らせて転倒するなど、河川の増水による事故等危険が多いため、長袖長ズボン、トレッキングシューズ着用で怪我防止対策をして釣りを楽しみ、悪天候時は早めの撤退&無理な釣行はなるべく控えるようにしましょう!

さて。
今回は発売が目前に迫っている10FTU新製品、スリーテールアクションが特徴的なクロー系ワーム“ストルクロー”について、テスト釣行の模様を交えながら僕なりの解説をしていこうと思います。

ストルクローはパドロッターとは違ったタイプのクロー系ワーム。特徴としては、縦に1本、横に2本、計3本のテールが付いているところ。スイミング時に複雑な波動を生み出すのです。

「ストルクロー」

この名前を聞いてピンと来た方もいると思いますが、ストルクローの「ストル」はジグスト、ボトスト、ミノストなど“ストる”(ストロール、スイミング)という意味からきています。

しかし、ただストるだけでは勿体ない!

オープンウォーターではフリーリグやヘビキャロなどでのボトムサーチ、他にはテキサスリグやリーダーレスダウンショット、ジグのトレーラーなどでのカバー撃ちにもオススメなのです!

フリーリグやヘビキャロなどで“ステイ(放置)”を入れていく場合には、高浮力でフワッと漂うアクションを出せるパドロッターがオススメですが、ジグストやボトスト、ジグやテキサスリグでのカバー撃ちには、テールアクションを活かしたスイミングでアピールできる…カバーや濁りの中でもアピール力の高いストルクローがかなりいい感じです。

実は、僕がテストに参加させていただいたのは2年前の秋。

伊豫部社長から渡されたサンプルモデルは、硬度や塩の含有率がそれぞれ別々のタイプでした。

山口県の宇部・丸山ダムでテストを行ったのですが、序盤から最高の釣果を叩き出し、まさにフルボッコ状態でした(笑)。

この時メインに組んだリグはフリーリグ。


ファーストフォールでのバイトが多く、縦と横の3本のテールアクションが生み出す複雑な波動が良く効いているのではないかと感じました。

真冬のオカッパリでもテストを敢行。
この時もストルクローのソフトマテリアルが効きました。

フリーリグでボトムを転がしながらストラクチャーにスタックさせ、解さずに吊るしシェイクで誘導。オフシーズンでも54センチのモンスターサイズをキャッチ!

その後もテストは順調に進み、ついに今年の春、製品版が着弾しました!

カラーはバスカラーとソルトカラーの両方にて発売になります。待ち遠しい!

製品版を投入しての実釣は、再び丸山ダムのオカッパリに。

この日はボトストに連発!

ハヤブサの“ジョインテッドシューティングボールヘッド”に“TNSオフセット・ナロー#2/0”を組み合わせて沖へロングキャスト。

ボトムに着底させた後、リトリーブしながらロッドをパンパン弾いてのボトムストロール(ボトスト)です。


ワカサギの他にブルーギルも多い丸山ダムは、このパタパタテールアクションがギルの動きにも似ているのか、ギル食いバスにも効果抜群でした。

この時の使用タックルは
ロッド:22バンタム170MH(シマノ)
リール:20メタニウム HG(シマノ)
ライン:シューター16ポンド(サンライン)
ルアー:ストルクロー(10FTU)+TNSオフセット・ナロー#2/0+ジョインテッドシューティングボールヘッド1/4オンス(共にハヤブサ)


そして先月のYouTube“10FTUチャンネル”用にカメラを回しての福岡県遠賀川水系での釣行では、ストルクローのビフテキに50アップのビッグフィッシュが登場!

アフタースポーンの時期で流れのヨレに溜まるバスをメインとしていたことから、ヨレのアシにビフテキで吊るして水平姿勢を保たせながらフワフワアクション。


2日連発の遠賀川水系での価値あるストルクローフィッシュでした!

この模様は近日公開の10FTUチャンネルにてチェックしていただけたらと思います。

テナガエビやカニなど甲殻類が多く、ブルーギルも多い遠賀川水系では「シルエットは甲殻類、スイミングはギルっぽい」ストルクローの活躍の場がかなりあります。

この時の使用タックルは
ロッド:22バンタム170MH(シマノ)
リール:20メタニウム HG(シマノ)
ライン:シューター16ポンド(サンライン)
ルアー:ストルクロー(10FTU)+TNSオフセット・ナロー#2/0(ハヤブサ)+ビーンズシンカー7グラム(ジャングルジム)

みなさんが行くフィールドで、エビやカニなど甲殻類がメインベイトなら、ボトストやフリーリグ、ヘビキャロでボトムをサーチしたり、テキサスリグでカバー撃ちが有効です。

ブルーギルがメインベイトになっている時には、ミノストやフリーリグでの縦ストラクチャーをフォールメインで撃っていったりと、臨機応変に使い分けてみてください。

6月末の発売をお楽しみに!!
それでは!

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