台風は何処へ

2022/7/9
台風の影響もあり、今週は久しぶりの雨予報だったので、火、水で釣りに行こうと決めていました。

しかも、予報より早い月曜からの雨、「これは明日からヤバいぞ!」と期待が高まるなか当日を迎えたわけですよ。

ところが、台風の進路は海側へ入ってしまい、火曜は朝からどピーカン…。

これは雨による流れや濁りなんかは到底期待できないぞ、という中の津久井湖ですよ。

基本はルアーのテストを行いつつも、時折違うルアーを要所に入れ込んで、まともなサイズが1本。

  それがこのグッドコンディションの53センチ。

ビックリすることに、まだ半プリの魚。

このサイズで7月に入っても半プリの状態っていうのは、俺もあまり経験がないからひとつ発見でした。

ちなみにヒットルアーは、俺的には反則に近いジョイントフカベイト。

俺の中で、ビハドウとフカベイトはi字系で弱さを武器にしているから、そりゃ食っちゃうようねっていう意味での反則。

とくにフカベイト系はでかボディのi字だからビッグフィッシュ好みでもある。

そんな感じで釣果は出たけど、期待したレイクコンディションの中で釣りができなくてちょっとがっかりという感じでした。

そして、翌日の水曜日はプロスタッフの山口淳史が一緒に釣りをしたいということで相模湖へ。

今はビハドウだね~なんて話をしたら、山口が「ちょっとビハドウ使ってみます!」なんて言ってさ、すぐ釣ってましたよ(笑)。

  勝手知ったるビハドウの釣りも、彼にとっては新鮮だったみたい。

そのあともビハドウ談義をしながら釣りをしていたんだけど、昼ぐらいから一気に食わない雰囲気になって、「こんな時はスピナーベイトですよ」なんてやってみると…、

  「やっぱりね!」と言う感じの答えが返ってきましたよ。

釣果も出たことだし、そのあとはせっかくだから山口の釣りを見ることに。

実は俺自身、彼の釣りをまじまじと見たことがなかったんだよね。

タクミも「淳史さんはすごいんですよ、天才なんですよ!」よく言っていたから、フロントで自由に釣りさせてみたら、ビハドウとジョイントフカベイトで追加。

  「やるじゃん!」って思っていたのも束の間、話をしていてビックリしたのが山口はまだバスを始めて10年くらいしか経ってないという事実…。

まだそれくらいの経験にもかかわらず、日相カップのA.O.Y.を獲っていたりして、ほかの大会でも優勝経験多数。

そんな生い立ちもあり、相模湖のローカルと戦っていたから、彼の釣りのメインは食わせ中心になっていたんだよね。

それを俺が接骨院のように治療していくという時間を過ごしていたんだけど、釣りがウマいから飲み込みが早いし、今回のように釣る力もしっかりある。

化ける素質は抜群という感じですよ。

山口も城ノ上みたいなタイプになれば、相当ビッグフィッシュを釣ってくるアングラーになると思う。

ただ、そこに到達するにはサイトや食わせに引き戻されそうになれるのをどんだけ我慢して時間を費やせるか。

彼は基本ホリデーアングラーだから、釣行日数は良くて週2日。

少ない時間を我慢に使うというのはなかなかできないからね。

でも逆に言えば、そんな少ない釣行日数でやってきて、ここまで行けちゃうヤバいモノを持ってるわけですよ。

個人的には今後要注目アングラー間違いなし、これからも面白いゲームができるアングラーに指導していこうと思います。

そんな彼の将来性を垣間見る釣行だったわけですが、当初期待していた雨は何処へという感じの2日間。

でも、代わりにいろいろ収穫はできましたよ。

ということで、今週はこのへんで!

来週もよろしく。

過去の連載はこちら↓
田辺哲男のMY BIG GAME
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