10FTU・KOJIHEY's★SE9RET ~JUN. the 3rd Week~



ルアモバをご覧の皆さまこんにちは。
山口県と福岡県のフィールドで活動している10FTUプロスタッフの小島康平(コジヘイ)です。

7月になり、気温も上昇。ジメジメと暑い日が続きますね。
適度な水分補給、休憩を入れながら熱中症に注意して釣りを楽しみましょう!

今年は梅雨時期にしっかりと雨が降りきらず、川もリザーバーも減水したままでかなりタフな状況が続いています。

雨が混ざれば“雨パワー”とやらの力を借りて乱獲モードも期待できるのですが、なかなかそうはいかない今年の夏。

苦戦はしていますが、自分のスタイルは崩さず今回もバシッと決めてきました!
その模様を紹介したいなと思います!

まずは、山口県下松市にある“米泉湖(末武川ダム)”。

ボートを牽引し、チャレンジしてきました。

ここのメインベイトはワカサギ。
バスのコンディションとして、ボディービルダー並みの体型が釣れるのが魅力的な米泉湖(笑)。

実は、山口県に拠点を移してからよく行っているリザーバーなのですが、ハマればハイスコア、外せばゼロもあり得るといった、良い時と悪い時とがハッキリした印象のあるフィールドです。

メインベイトがワカサギということで、この日メインにチョイスしたのは“フィンズピー”を7本セットしたアラバマリグ。

魚探に映るワカサギの群れにリンクさせて、散らしてバイトを誘発させる戦法です。

水深約9メートルのストレッチをバンク沿いにトレースしていき、約3メートルレンジにワカサギの反応が出た瞬間メガトンバイト!

50アップ、2キロ越えの筋肉パンパンクオリティフィッシュでした!

フィンズピーのカラーは、7本のうち6本はクリアからステインな水質までいろんなフィールドで使いやすい“グリパンシャッド”。

そして、センターの1本は現在テスト中のサンプルカラー“グレーバックシャッド”を使用しました。

グレーバックに薄めのシナモンボディ。細かいラメを振ってサカナ感を演出。ワカサギっぽいカラーリングということで、テストを兼ねてセンターに抜擢!

フックに関しては、周辺の6本は“ハイパートルネード#4/0(フィンズピーのエラの位置にネイルシンカー1/32オンスをインサート)”と“ハイパートルネード・ウェイテッド#4/0(1/8オンス×3本)”をセット。
センターには“パワーデルタ#2/0(1/16オンス)”をセットしました。

タックルデータは以下の通りです。

ロッド:バンタム174MH-G(シマノ)
リール:バンタムMGL(シマノ)
ライン:シューター18ポンド(シマノ)
ルアー:フィンズピー<グリパンシャッド×6&グレーバックシャッド×1>(10FTU)×ステルス7<シルバー>(ジークラック)
フック:ハイパートルネード#4/0×3<ネイルシンカー1/32オンス>(ハヤブサ)、ハイパートルネード・ウェイテッド#4/0・1/8オンス(ハヤブサ)×3、パワーデルタ#2/0・1/16オンス(ハヤブサ)


ワカサギレイクには特に威力を発揮する弱波動シャッドテール“フィンズピー”。
強波動アピールが特徴的なHBシリーズとは対極の『弱さ』が武器です!

そして、つい先日は山口県の宇部、丸山ダムにボートでチャレンジしてきました。

この時期の丸山ダムは“ギルネストパターン”がメインとなり、シャローが炸裂するタイミング。

丸山ダムに限らず、ギルネストパターン…またはギルをメインベイトにしているフィールドでは、特にオススメしたいのがロッターシリーズ!

パドロッターをはじめ、チビロッター、マイクロッター、デカロッターとサイズ展開のある10FTUならではのハンドポワードマテリアルのホッグ系ワームが、甲殻類のみならず、ボトムでの立ち姿勢やスイミング姿勢から、ブルーギルにイミテートが可能な釣果データも自身の今までの経験からあります。

ギルを捕食しているバスにもロッターシリーズは効果的なんです!

先日の丸山ダム釣行では、パドロッターのフリーリグ(1/4オンス)が炸裂し、ナイスサイズが連発しました。

ギルが密集したワンド内のレイダウンや立木周りでのスポットが好調で、ファイト中に捕食したギルを吐き出すシーンもあったりと完全にパターンにハマっている感じでした。

パドロッターのフリーリグはオカッパリでもボートでも春夏秋冬関係ありません。

アクションは基本的にシェイクを加えながらのズル引きとステイがオススメ。 高浮力なため、ファーストフォールのボトム着底時とストラクチャーを乗り越えた直後のボトムステイ時は、若干バウンドしながらゆっくり倒れ込むアクションを発生させます。

岩や倒木などストラクチャーにスタックした場合は激しくロッドを弾いてほぐすのではなく、その場でシェイクを加えてスローにスタックを解除しながら転がしてくるといいですよ。

パドロッターのフリーリグのタックルデータは

ロッド:バンタム170MH(シマノ)
リール:19アンタレス HG(シマノ)
ライン:シューター14ポンド(サンライン)
ルアー:パドロッター<サンバーンペッパー>(10FTU)
フック:TNSオフセットナロー#2/0(ハヤブサ)
シンカー:スタッチャーショット1/4オンス(ハヤブサ)


パドフリは岩や立木など硬いモノにコンタクトさせながらバスにアプローチしていく釣り方なので、ストラクチャーに擦られてラインブレイクをしてしまうリスクが高いのが難点。

僕がよく使っているラインは『硬く』『伸びにくい』フロロラインの特徴を最大限に発揮できるサンラインの“シューター”です。

ストラクチャー絡みでのとっさのバイトや、リップラップを転がしてアプローチしていった後での、ラインが傷付いているかもしれないといった状況下でのバイトでも切れる率は低く、とにかく粘りの強いラインだなといった印象です。

オカッパリでもシューターを選ぶことが多いですね。

理由としては、ロングキャストしてのアプローチで遠距離で食わせた場合、しなやかなフロロだとフッキング時に伸びてしまい、パワーがしっかりと伝わらないといった難点があります。

そこで『硬く』『伸びにくい』フロロ特有の性能を限界まで尖らせた“シューター”をチョイスすることで、遠距離やストラクチャー絡みでのフッキングに関しては感度もアップし、獲れる魚が多くなったのも事実です。

立木やリップラップなどストラクチャー絡み、地形変化を攻めるパドフリには是非“シューター”を組み合わせてみてください。

ちなみにボートでは、リザーバーなどディープの釣りもやる場合には操作性を重視しての14ポンド、シャローでのカバー絡みがメインなら16ポンド。

オカッパリではワーミング以外にもマキモノをタックル1本でやることがあるため、汎用性の高い16ポンドをセレクトしているので是非参考にしてもらえたらと思います。

それではまた!

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