折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2022/7/22 H-1GPX新利根川戦レポート(プラ編)

先週末はH-1GPX新利根川戦でした。

試合が月曜日なので、プラクティスは2日間の土日。

暫く減水していたようで、そこから雨続きで水位がいくぶん回復して、濁りも入ってという状況。

水温は25℃位で、話によると暑かった頃は余裕の30℃オーバーだったようで、かなり下がった模様。

今回は試合当日はプレスとしてバサー誌が同船取材。

当日の内容はそちらでという事で、今回はプラの模様をお話させて頂きます。

先ずはプラ2日間で、バスの状態、釣り方などを把握する事を考えると、全域見るというわけにはいかないのが新利根川戦。

試合中も当然あっちこっち行くほどの時間はありません。

エリアで区別するなら、最上流域と中流、中流と下流、下流と洲の野原位が現実的に試合中に回れる組み合わせです。

もちろんどこか一択もあります。

少なくともプラの序盤で大まかに上流か下流か位は決める必要があります。

雨続き、減水、濁りぎみに加え、数日前に最上流域で農薬の散布もあったようで、最上流は却下。

夏真っ盛りという陽気からは離れてしまったのも理由のひとつです。

中流域は今年釣れているという話しは良く聞きます。

しかし最上流が良くない傾向にある中、プラの段階でもし釣れていたとしても、このままそれを維持できるか?

霞ヶ浦水系全体で言えば連日の雨で増水傾向にあるものの、かなりの水の量を流しているはずです。

つまり最上流エリアの悪い水が順当に入り込んでくるのではないか?という事。

加えてここ数年では中流域まで来る人も多くなった為、人のやった直後を流すことも多くなります。

下流域に比べて釣れる魚はフレッシュで反応が良いことも多く、人のやった直後ではあからさまに反応が落ちる事も懸念材料です。

もちろん状態が良く、イケイケであれば、人が多かろうと問題とはならないのですが、今回はそうでは無さそうなのでパス。

となると、残りの範囲で重大な意味を持ってくるのが洲の野原です。

バンクのロケーションも多彩で地形的な変化も沖まで続いたり、エリアもそこそこ広大です。

洲の野原は釣れればサイズが良い事は変わらず続く傾向です。

2本良いのが釣れれば、揃わなくとも優勝もあり得ます。

そして、洲の野原からプラ開始。

基本バンクを流しながら、沖の地形変化やストラクチャーも狙っていきます。

そして直ぐに、あからさまに良い場所で連発。

ただし他魚種。

他の人もバスが釣れているのは一度も目にしませんでしたが、ファイトの様子から他魚種を釣っているのは頻繁に目撃しました。

こうなると、如何にあからさまでないものの良い場所を見つけられるかが大事。

ちょっと良い位の場所が丁度よくなります。

そしてプラの中盤で強力なパターンを発見。

エビ食いの魚が多く集まる場所を発見しました。

あまりに連発したので、時合いを捉えすぎてる感覚でした。

こんな時は時間を変えると、それがウソだったかのように音沙汰なしなんてことは多々あるので、以降、2回タイミングを変えて入り直しました。

しかし、また複数バイト。

行ったり来たりすると目立つので、どちらもひと流しのみ。

合計3回で1時間も居ないのに、10バイト位。

それでも、強力なだけに、何か変わったらと不安がよぎります。

という事で、他のパターンも探しに新利根川の下流域も探ります。

しかし周りも簡単には釣れてないよう。

つまり定番のバンク沿いのちょい下、水深1m前後ではあまり釣れてないようです。

となるとバンクギリギリか沖の地形変化やストラクチャー。

反応があったのは沖。

変わらず他魚種は釣れるのですが、洲の野原と違うのは、小さなキャットやニゴイが多めな事。

すると、それに混じってバスも複数匹追加。

同サイズならば、それほど嫌がらずに同じ場所をシェア出来ているイメージでした。

水深は3m前後。

減水傾向が長く続いていた事は深い場所に長くバスをストックしていたはずです。

その反面水質があまり良くない中、沖をやるのはイメージが繋がらないのですが、釣れているのは事実。

むしろ他の人はあまりやらなそうなので、逆に盲点かと思いました。

そして、プラ終了。

天気予報によると試合当日は曇りで穏やかな1日となるよう。

釣り方やエリアをこれに照らすと、好条件と言えそうです。

ブリッツMRで2m位。こちらは比較的オーソドックスな場所やトレースコースでの一匹。

こちらはシーバス。ディープクランクでガツンなので、姿を見るまでバスと勘違い。

エビ食いキラーアプリケーションとなったオーバーリアル。こんなサイズも釣れちゃうとは僕も驚き。

そして、本番。

結果は2本700gちょいで30位くらい。

惜しい場面もありましたが、結果は結果。

もう少し煮詰められたら良かったのかなと思います。まだまだ詰めがあまいです。

お立ち台の面々。コメントが本当に為になります。

本番の様子は冒頭でも述べた通り、バサー本誌で!

ではまた来週!

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