ルアモバをご覧の皆さま、こんにちは。
山口県と福岡県のフィールドで活動している10FTUプロスタッフの小島康平(コジヘイ)です。
季節は8月になり、いよいよ夏本番ですね!
水分補給をしっかり行って、熱中症に注意して釣りを楽しみましょう!
先日は
YOUTUBE“10FTUチャンネル”の撮影を行なってきたので、今回はその模様をお伝えしようかなと思います!
舞台は山口県下松市にある米泉湖(末武川ダム)。
以前、このコーナーでも紹介したことのあるフィールドで、急深リザーバーかつワカサギレイク…と、難しくも面白い、山口県で大好きなフィールドの一つ。
撮影日は10メートル近くの大減水に加え、水温30℃突破による水質悪化でフィールド全域アオコ大量発生という最悪な状況…。この時は、他にも小野湖や丸山ダムなど、山口県内で僕が通っているフィールドほぼ全てが大減水しており、バスの活性も最悪なタイミング。
この状況で撮影が成立するのか??? と、カメラマンは不安な様子でしたが…(笑)、むしろ、この状況で釣ってこそ“釣れるルアー”の証明にもなる!!! と、プラス思考全開で挑みました!
普段は水中にあるスタンプや岩盤、ブレイクなども今回は全て陸の上でむき出しに。
こうなると狙うスポットが限られてくるのだけれども、大減水時というのは釣りやすくなるという要素でもあるため、限られたスポットへタイミングを変えながらランガンしていきました。
スタート時刻は9時頃と遅く、太陽が登り切ったタイミング。
気温は既に30℃を超えており、ボートの準備だけで汗ダラダラ(笑)。
午前中は、まだディープに落ちていないバスも視野に入れながら“アディ1/2オンス”に“スキップシャッド4.8インチ”の組み合わせや、ワカサギレイクには欠かせない“フィンズピー”のアラバマリグで巻きの展開も織り交ぜながら、サーチしていきました。
夏の定番バックウォーターも雰囲気のみでバスからの反応は皆無…。こうなると、夏のリザーバーのもう一つの定番でもある、水温の安定したディープレンジをやるしかないなと。ここで僕がチョイスしたのは、
急深リザーバーの釣りには欠かせないフリーリグ。
ルアーは、フリーリグと言えばの“パドロッター”と、ついに発売になった新製品の“キャンディール”。スロープ近辺の最も水深のあるエリアに絞り込み、垂直岩盤をパドロッターのフリーリグでアプローチ。
ファーストフォール後、スローにシェイクを加えながらボトムを転がしていくと待望の一発目!!
パドロッターのカラーは、濁りや太陽光の届きにくいディープレンジでもしっかりシルエットを残してアピールできる“ブラックブルーディップ”を選択。ディープレンジでの可能性を感じたこの一発の後は、引き続き同じエリアにてフリーリグでアプローチしていくことに。
夕方になり、大きく張り出した風当たりのいい岬周りにエントリー。
中層にワカサギの反応があったため、シンカーを7グラムから5グラムに変えてフォールスピードをよりスローに。
中層で見せてボトムに追い込ませて食わせるイメージでアプローチ。
フォールで誘いたい場合は艶かしい“ウナギアクション”を演出する“キャンディール”の出番!岬周りの水深12メートルラインを、5グラムのフリーリグでスローに攻めると、これまたファーストフォール後に明確なバイト!
なんと、51センチ・2300グラムのスーパーマンスターが登場~~~!!!『底ベタのバスを、ボトムで誘うならパドロッター』『浮いているバスに対して、フォールで誘ってボトムで食わせるならキャンディール』といった今回の急深リザーバーでの使い分けでした。
ここで、それぞれのワームについての僕なりの見解を述べたいと思います。
<パドロッター>パドロッターは着底時に軽くバウンドし、浮き姿勢を保ちながらゆっくり倒れ込むため、ボトムでの食わせ要素は抜群にいい。
また、ワーム自体にボリュームと自重があるので、軽いシンカーウェイトでも飛距離を稼げる、かつ、アクション時はティップに地質を感じやすいメリットがあります。
甲殻類以外にも、ボトムをついばむブルーギルにもイミテート可能。
僕自身の経験から様々な可能性を感じているため、急深エリアのみならずオカッパリでもよくあるフラットな地形でも使用することが多いですね。
ちなみに、フラットな地形でパドフリを使う場合は、プラス要素として、引いてくる途中に岩やゴロタ、倒木などのストラクチャーがあるとバイトチャンスを増やせてなお良いかなと。<キャンディール>そしてついに発売となった“キャンディール”。
フリーリグではフォールで気付かせ、追わせてボトムで食わせるといった使い方が僕の中でメインになっています。
プロトの段階からフリーリグで散々釣りまくってきましたが、圧倒的にファーストフォール後のステイでバイトする率が高いデータが取れています。そのため、広範囲のボトムサーチで使うこともありますが、むしろ、縦ストラクチャーやブッシュなどのカバー絡みをフォールメインでアプローチしたり、サイトでの使用率が個人的に高いアイテムです。
使用するフリーリグのシンカーウェイトも幅広いのが特徴です。
基本は5グラム。
飛距離やディープレンジをテンポ良く、またはリアクションで食わせる必要がある場合には、7、10、14グラムとフィールドの規模に合わせてセレクト。
サイトフィッシングでは3.5グラムでよりスローにフォールさせる使い方で食わせます。
使用タックルは
●ロッド:バンタム170MH(シマノ)
●リール:19アンタレス HG(シマノ)
●ライン:シューター14ポンド(サンライン)
●ルアー:パドロッター、キャンディール(10FTU)
●フック:TNSオフセット・ナロー(ハヤブサ)[パドロッターは#2/0][キャンディールは#3/0]
●シンカー:スタッチャーショット5グラムor 7グラム(ハヤブサ)
今回紹介した米泉湖釣行は、近日中にYOUTUBE“10FTUチャンネル”にアップされる予定ですので、是非チェックしてみてください。
それではまた!
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