マグナムの扉を開きに

2022/10/23

今週は津久井湖へ行ってきました。

  狙いはこの間から追いかけているマグナムゲームを突き詰めるため。

自分の中で、マグナムフィッシャーマンへの道が見えてきた気がするんだ。

それは単に釣れるということじゃなくて、使い分けることでかなり広い範囲で武器になるなと。

前回も話したけど、正直ここ最近はマグナム日和がなくなっちゃったなと思っていたんだよね。

それは雨によって魚の活性が上がる状況が減ったという意味でね。

入鹿池みたいに閉鎖水域みたいな場所ではまだその力は健在だと思うんだけれど、通常の湖や河川だと、雨による濁りなどのファクターがプラスに転じにくい。

これは以前から言っている農薬の影響も少なからずあると思う。

だから、自分でもマグナムを見失っていたのが本当の話なんだ。

けど、この間の津久井湖を経て、雨や濁りほどの限定的な状況じゃなくても食う要素があって、食わせられる魚と動きが色々あるだろうと。

しかもレンジもシャローからディープまで色々刻めるし、これらをちゃんと使い分けてうまくいけば良い魚に巡り会う確率は上がるなと思ったんだよね。

ヒラクランクなんかも平行して作っているんだけど、なんかマグナムのほうが魚は釣りやすい。

というのも、トップウォーターは別なんだけど、ゆっくり動くルアーに関しては「追ってきた!」「惜しかった!」っていうパターンが増えてきた気がするんだ。

要はスレたということだよね。

でも、マグナムの場合は「追ってきた!」「惜しかった!」と感じることがなくて、気がついた時には食ってる。

この釣れ方は俺の中でスピナーベイトに近いものを感じるんだ。

厳しい時でもヤケクソで投げれば一尾釣れちゃいましたっていうのがあるというか、結論「スイッチを入れられるルアー」ということなんだよね。

ビッグベイトがどれだけ釣れなくなってきたかはそろそろ感じてきている人がいると思う。

でもその中でも動きの速いタイプはまだ釣れているよね。

バラムなんかがその典型例。

スピナーベイトがこれだけ長い間、生き残っているのも同じ理由。

スピードはバラムほどないけど、ずっと巻いているから動き続けてる。

そしてブレードのフラッシングでスイッチオン!って感じ。

でも、スピナーベイトの欠点はサイズが選べない。

俺がやりたいのはサイズを選びたい釣り。

だからと言ってビッグベイトと言うわけではなく、狙いたいスポットやコースにしっかり入れこめて、レンジも刻めるというちょうど良い位置にマグナムクランクがいるんだよね。

投げやすいし、コントロールしやすい。

だから、これはちょっと農薬絡みでご無沙汰してたけど改めて突き詰めてみようと思って津久井湖に行ってきました。

  今回は色々試したいことなどもあって、フロントフックにダメージのないセッティングを探してみたんだよね。

マグナムって、ボトムを叩いていると、結構腹側を擦っていて、気がつかないうちにフロントフックがダメになっている時が多々あって、それは良くないと思ってリップを変えたり、フックの位置を変えたりしてみたのもあって、釣りたいより、試したいっていう釣行にはなってしまったね。

だから、一日中そんなことをやっていたのでバイトとかがあったわけではなかったんだけどさ、帰り際に津久井観光の沖合で魚探にベイトの反応とバスっぽい反応があったからメタルを入れてみたら釣れたというのみ。

  でも26グラムのワサビーで釣れたんだよね。

改めて感じた重いワサビーのメリットはフックをデカくできるなと。

前は#5だったのを#4にできるからデカい魚が来ても安心できる。

  ちなみにタックルは、ロッドがハードベイトスペシャルの600MにリールがアンタレスDCHG、ラインがフロロリミテッド14ポンド。カバーを絡めなければ、長さも硬さもそんなにいらないので今回はこのセッティングで。

とまぁ、話がマグナムからワサビーにそれてしまったけど、これもまたマグナムやスピナーベイトと同様に縦と横で動きは違うけど、スイッチを入れられるルアーだよね。

メタルもデカい魚だけを狙うという感じではないけどさ。

マグナムは状態さえそろえば、その可能性はある。

それがこの一日で、また深まりましたという話。

ということで、今週はこのへんで。

来週もよろしく!

過去の連載はこちら↓
田辺哲男のMY BIG GAME
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