バスの未来に新たな兆し

2022/11/26

今週はGo for it!の撮影で山口県の阿武川ダム湖へ。

  なぜか名称がダム+湖で、阿武川ダム湖。

初めて来たんだけど、広いね。

日本のリザーバーでトップ5に入るくらい大きいんじゃないかな?

そして、その広さでありながら船はエレキ船オンリー。

2機掛けでも回り切るのは大変な感じ。

そもそもこの湖は、2019年くらいに萩市が管理するようになった湖で、それまではゲリラ的に船を降ろしていたアングラーがいたみたいなんだけど、エンジン付きボートによるトラブル、ゴミ問題、利用者のマナーなど、色々問題があったようなんだ。

そこでルールを改めようというところで行政が参入したという、市の理解によって成り立っている湖。

スロープを作って、ボートを置きだし、いざ始めてみたら減水するとダメだってことで、スロープを延長したり・・・。

この3年間で総額5000万円くらい投資してレンタルボート業を始めたという経緯がある。

  船もレンタル10艇、持ち込み10艇っていう制限もあるから、プレッシャー的な部分で言えば、バスはそれなりに守られる環境。

日本のバスを取り巻く環境としては極めて珍しいレイクだし、ボート屋のスタッフが萩市のユニフォームを着ているのもすごくいい!

この行政に公認されている感じがすごく良くて、すでにもう一回行くことを決定したわけですよ。

そんな湖での釣行、状況的にはかなり難しくなっているぞと。

だけどその、理由が正直わからない。

  なぜこれだけ大きい湖で、フラットもあり、ベイトもいて、なぜだ?

増減水が激しいからなのか、バスの個体数があまり多いとは感じることができなかった。

環境や状況を見るにもっと釣れてもいい感じなんだけどね。

もしスポーニングがうまくいっていないようなら、フローティングネストを設置するとうまく行くかもしれないね。

まぁ、どういうストーリーになったかは12月中旬オンエアーなので、番組をご覧ください。

最後に、この阿武川ダム湖は本当に理解があって、行政のおかげで成り立っている湖。

けど、投資した5000万という額を艇数制限のあるレンタル業で回収して行くのは正直難しいと思う。

今後どういうカタチで、湖を発展させて行くのか? そして周りのみんながどう協力して行くのか? それが個人的にはすごく楽しみです。

あの湖がうまくいけば、成功例として日本のバスにとってなくてはならない前例になるはず。

ということで、今週はこのへんで。

来週もよろしく!

過去の連載はこちら↓
田辺哲男のMY BIG GAME
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