2022/12/31
今週は毎年恒例のスミイカ釣りに行ってきました。
大みそかに他魚種の話をするのもなんなので、今年一年を振り返ってみようかと。
2022年は一言で言うと、日本の内水面が死んできていることを痛感した年でした。
これはゆくゆく海にも繋がることだと思うんだけど、正直その原因の根拠はない。
根拠はないけれど、現場に出て感じた事実であることは間違いない。
その原因が農薬によるものなのかは科学的な検証がなされていないから何とも言えないけど、この全国的な内水面の壊れ方を見ているとそこを疑わざるを得ない。
生き物たちが減少し、病んでいる。
それがさらに加速し、感じられる一年でした。
蓄積の臨界点をいよいよ迎えつつあるんじゃないかな。
毒物は通常の毒と蓄積毒があるんだけれど、蓄積毒はある一定の数値に達すると効果を発揮するモノ。
ホルマリンはまさにそうで、ごく少量であれば体内に取り込まれても一見問題ないのだけど、それが蓄積されると毒としての効果が出る。
俺はその話を聞いていたからエコギアでは、保存液にホルマリンを使わないという方向で「アクア」を開発したんだ。
たとえルアーでも相手は生き物だからね。
若干話が逸れてしまったけど、今の日本のレイクの状況はそれに近しいなと。
急激ではないけれど、だんだんと効果が表れている。
それが2022年はさらに進展してきたかなと。
魚が減り、元気がなくなり、それに対応したルアーや釣り方が台頭してきた。
いわゆる、「動かない」、「ゆっくり」とか、病んだ魚でも食べれる残念な方向。
まぁ、これは俺個人による意見であって、科学的な根拠や確証は何もないけどね。
でも、たしかに感じていることであり、これからどうなるんであろうという不安もある。
だからこそ、『1尾の価値観』を求めて、心に残るバスフィッシングを提唱してきた年でした。
結局何が言いたいのかというと、釣りに夢中になるのは大いに結構。
ただ、その中で現場や自然ももう少し見てほしい。
魚の気持ちも考えてみようよというのが本音です。
個人的な目標というか、豊富を述べるなら、来年も襟を立ててそこに立ち向かう釣りを皆様に見せていきたいなと思っています。
長くなりましたが、今週はこのへんで。
来年もよろしく、良いお年を!
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