スーパーローラーズを終えて

2023/2/25

スーパーローラーズを終えて、はや1週間。

  全国各地ですごい反響です。

もう東北だろうと、九州だろうとどこだろうと、なんでみんな知ってるの?っていうね(笑)。

主催の津軽ほか、参加選手のSNS発信を中心にどんどん広がっていったんだろうね。

しかも、ショーも終わったし、冬は釣果的話題もそんなにない中で、大会?しかもスピナーベイト縛り?こんな寒い時期にどこの誰がそんなことを?っていう。

でも、中身はコアな内容だからいろんな人の興味を引いた。

だからすごく意義のある大会だったと思うよ。

  それはボート屋に対してもそう、これはとっても重要なことで一つ冬の稼ぎができたわけですよ。

冬だからこれまで1日数艇だったみたいけど、満艇だからね。

ハイシーズンでもなんでも、人が集まっても環境に直面している人間にお金が落ちなければ、バスにとってのイベントとして意味はない。

それを厳しい時期に機会が作れたというのがまた良いんだよ。

しかも、全員デコか?と言われてた大会だったけど、結果釣れてよかったしね。

期待していたXデーにはならなかったけど(笑)。

でも、あんだけみんなデコったのに全員楽しそうだったのが印象的でした。

さすが津軽、この大会は先に繋がるよ。

だからBASSFLIXを連れてって本当に良かったと思っています。

動画で配信して、この大会の存在を知る人もいるだろうからね。

「将来を見据えたバスフィッシング」っていう、最近自分が考えているテーマの中でとっても意義のある大会で、これを業界がちゃんと受け止めてくれたらいいなと思っている。

未来の展望を伝えるイベントであり、釣り業界にとっての大きな一歩。

だから、よもや後戻りするような人たちはもう一度考えた方がいい。

集客第一主義、「こうやれば人が来ますから」「こうすれば並ぶんですよ」とか、もういいだろ?っていうね。

そこにその場の金額は見えるかもしれないけど、果たして未来は見えてくるのか?

その考えにシフトしていって欲しいよね。

各メーカーが未来を見据えてそういう動きをしていったら、業界はきっと変わる。

これは津軽だけでは無理だし、ノリーズだけでも無理なことなんだよね。

いろんな方向にみんなが未来を見据えて発信する、そうすれば今のネガティヴな現状を食い止められるはず。

そういう可能性を垣間見れました。

さて大会の内容は、ルアマガもバサーも編集長が直々に来ていたようだからきっとしっかり取り扱ってくれるでしょう。

個人的に驚いたのは、やっぱり1位の人の釣り方。

  1/4オンスのディーパーレンジを沈めてしゃくりあげるというもの。

釣れない中でも、なんか工夫をすれば釣れるということ。

本人は「たまたまやったら釣れた」と言っていたけど、たまたまでも、なんでも足掻いてみた結果、釣れたというその部分。

正しいスピナーベイトの使い方とかそういう話ではなく、俺からすればマグナムをジャークして釣ったみたいな感覚だよね。

「こうやったら食う魚がいるんだ!」っていうね。

というか、昨今のフィールドでは魚はいるけどハードベイトでは食わせられてない現実があるからそうでもしないと食わせられない。

もちろん、食わせに寄せていけばその魚たちが反応するのかもしれないけど、そうじゃない。

しっかり真っ向勝負の中で、「こうやったら食いました」っていう『何か』をやったらスピナーベイトでも食う魚がいたという現実。

偶然でもなんでも、そうしなければ釣れなかった魚がいたというね。

そこがルアーの面白さだよね。

そういう意味でも本当に面白い大会だったと思います。

色々強風やら、釣果やらで心労もあったと思うけど、津軽お疲れ様でした!

ということで、今週はこのへんで。

来週もよろしく!

 
過去の連載はこちら↓
田辺哲男のMY BIG GAME
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