折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2023/3/31 H-1グランプリマスターズカップ牛久沼レポート

先週末より、あれほど暖かかった陽気が激変。

水温も順調に上昇傾向であったのに、冷たい雨が降ったことで、軒並み2~3℃位は下がったようです。

そんな最中の週末にH-1グランプリマスターズカップが牛久沼で開催されました。

この大会はシーズン戦とは切り離された特別戦。

毎年シーズン終了後の晩秋に行われていましたが、今回は年が明けて春の開催。

昨年度の年間成績上位40名と各地のレンタルボート店や友好団体からの推薦選手で争われます。

牛久沼と言えばリミットどころか、一匹釣るのも難しいフィールド。

ハードルアーのみとなれば言うまでもありません。

ハイシーズンにはベジテーションが繁り、テキサスなどでキワを撃つ釣りの構成も大きなウェイトを占めます。

しかし今回は早春でベジテーションは新芽が生えてきている程度。

少し緑色の新芽が生えてきていました。

自ずと外側をハードルアーで通すような釣りもチャンスは巡ってきやすいと言えます。

とは言え、そこはシャローマッディフィールド。

気象条件の変化を受けやすく、今回のようなマイナス条件が多いタイミングはよりいっそう高い難しくなる事は必至。

通常よりも更に反応が薄れる事が予想できます。

そこで、早い段階でエリアを絞った上でプラクティスを進める事にしました。

今回のプラクティスは金土の2日間。

プラ初日の前半でざっくり全体を周り、エリアは西谷田川に決定しました。

まずは水質が良いこと。

濁り過ぎず、クリア過ぎずで適度な色だと感じました。

また水深があり、気象変化に耐えうる水域があること。

そして奥行きが少なく、経験値が少なくとも、狙いをイメージしやすい事です。

2日目は気になったロケーションで実際に釣ってみる事がメイン。

ただ実際に釣ってしまったら、本番に響かないか?

もちろん多少なりとも響くはずです。

ただ、圧倒的に手がかりの少ない中、反応があって釣れるという事はこれ以上ない最大のヒントが得られるはず。

釣れるかわからない魚を温存するか、釣りのヒントを得るか。

もちろん後者です。

そしてプラクティス終了。

狙って釣りに行きましたが釣果はゼロ。

確かな反応は1回、バランスを崩して水面付近へ舞い上がったBLITZにモワっとバイトがありましたが、空振り。

釣れそうだと思ったエリアでの反応だったので悪くはない感触です。

ただ依然として、状況は改善される見込みは無く、本番では冷たい雨や気温が更に追い討ちとなる予報。

極々僅かなチャンスをモノに出来るかが勝負を分けそうです。

ただひたすらミスをなくし、効率の良い釣りをキープし続けるのみです。

そして本番。

スタート抽選は最後の方。残すは2番、4番、42番。つまり抽選確率23で絶好のスタート番号。結果はもちろん42番。

厳選タックルは4本! BLITZorHPF、ハイピッチャー1/2、タイニーBLITZ、オーバーライド5g。

今回はカメラマン同船。

試合中の模様はオリキンちゃんねるをご覧下さい。

結果だけ報告。

ほぼ完全試合のゼロでした。

上位のパターンですが、今回は59名参加で何とキャッチは1名、それも1匹の釣果でした。

結果だけを聞けば、狙って釣ることは不可能に近いような確率です。

しかしながら、優勝者はチャンスが複数回あったという事実。

正直面食らいました。

東谷田川上流付近の水質が変わるラインを中心にステルスペッパー110で攻めたとの事。

もちろんこのような状況ですから、コンディションは抜群です!

状況を冷静に鑑みれば、状況が極端に落ち込む中でプロップベイトの特徴は状況にマッチした部分が多く、釣果も腑に落ちる結果でした。

シャローマッディフィールドでの先入観もあり、そこまで気が回らなかった部分は反省すべき点です。

状況に素直に反応できる順応さが必要だということです。

今年もフル参戦するトーナメントはH-1のみ。

決して多くない試合数なので、釣りを積み重ねる要素のひとつひとつのクオリティを上げて、挑んでいきたいと思います。

ではまた来週!

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