今週は霞水系でオカッパリ。
8月上旬にリリースを控えるギルシェイプワーム、
「ギミー3.5in」の実釣解説でした。
ギル系となると、実際にブルーギルがメインベイトになっている房総リザーバーや五三川も候補でしたが、
あえてそうではないフィールドのほうが、ルアーとしての性能を表現できると思いました。 とはいえ今の霞水系、いい話が聞こえてこないのは承知のうえ・・・
ですが、一方で期待感も。
前の週にフォーリンラブハジメさんのYouTubeロケで北浦方面は回りましたが、霞ヶ浦方面となるとこれまた今年初。
つまり、ギミーを試すのも初めてなのです。 どうなんだろう?という期待感(^^)
前日の夕方に豪雨をともなった強風があり、霞ヶ浦にほど近い地域では建物が飛ばされて道路を塞いだことがニュースになりました。
翌日の朝も風が強く本湖は荒れており、流入河川も濁り気味。
アピール力を増すためにジグ(ギャップジグ5g)にセットし、護岸から垂れ下がって水中に浸かった枝の横をジグストしてくると、「ンッ」と違和感。 念のため、もう一度同じコースで誘ってくるとやはりバスで、今度はしっかり食ってくれました。
このバスは片目で、捕らえきれず食い損なったのだと思われます。
目が潰れてしまっているバス、2~3年ほど前から一気に増えたことを感じます。
最初はカスミでもアラバマリグやビッグベイトが流行ったことで、目にフックが刺さるケースが増えたのだと思っていましたが、今はそれだけではないようにも感じています。
これはあくまで推測なのですが・・・
目が潰れていないにしても、近年目の周りにアワビの粉が散りばめられたようになっている個体を見るようになり、何だろう?と。
そして、失明している状態でも、フックが刺さってこうなったのとはまた違うような個体もいるのです。
アワビの粉が散りばめられたような状態は、もしかすると、失明にいたる病気の初期症状なのかも?(ネットで調べてみましたが、分からず) もしそうだとすると、水質が影響している可能性もあると思えてきたのです。
先週の北浦方面で感じた、エビやゴリの少なさとも無関係ではないような・・・
視覚が十分でないバスは、エサを取るのも相当に不利なはず。 こうなってしまうと、長生きはできないと思われます。 水質的な理由だとするとどうこうできることではないのかもしれませんが、釣ったバスを乾いた地面に置かない、長時間水から出しっぱなしにしないといったことはこれまで以上に浸透させたいところです。 そして霞水系に限らず、スポーニング期にバスをライブウェルに入れて連れていくトーナメントを自粛すべきタイミングは、もうとっくにきているとも。
配慮されている団体やボート店等はありますが、もっとそうなって欲しいです。
話が脱線しましたm(__)m
その後移動した先では、
まさかのビッグバス連発!! 護岸から垂れ下がった草が浸っているキワを目視しながらジグストしてくると、出てきた次の瞬間には「バクッ!!」
48.5cmでした。
食い方に疑いがなかったことから「50アップ来ちゃうかも?」なんて言ってすぐ、スト中のジグが重く押さえ込まれました。
合わせた瞬間にデカバスと分かる重量感と突っ込みの強さ!
ジグを丸飲みした巨体は、ボクの霞水系タイ記録に並ぶ53.5cm!
重さは2,500gありました。 デカバスの実績場ながら、狭く、人も入れ替わりで入るスポット。
そんなカンタンに釣れる場所でも、ましてバスでもないはずですが、ギャップジグとギミーの組み合わせがキテる!
実際やってみると分かるのですが、
リブが水を掴むことでジグストしたときの移動スピードが明らかに遅く、抵抗感も強い。 そして、アクションはまるでポークのように柔らかく波打ち、スカートとの一体感がある。 これは、ギャップジグの特注、ショートシャンクフックが有利に働いています。
このサイドリブ、1枚1枚が水をしっかり掴み震える間隔と形状にしてあります。
リブ同士の間隔が密すぎると水を受けにくくなり、リブ同士が干渉することでも震えにくくなります。
かといって、少なすぎてもスカスカになり、抵抗感もシルエット感も損なわれます。
この
“ 最適な間隔 ” を設けつつ、幅広形状かつ先端だけわずかに曲げること。
フォール中や引く度に輪郭を震わせながら、やや強めに引くとシュッとしぼんで形状変化することも特徴です!(^^)!
カラーは、ここは水色が比較的クリアなことからジグはスモーク系(ブルーギル)、ギミーも透けた色(ライトパンプキンマジック)を選びました。 カバージグは濁った時に効くイメージからかブラック系が人気。透けたスモーク系は不人気なのですが、絶対に必要です!
翌週に開催されるW.B.Sプラクティス中の草深に遭遇!邪魔にならぬよう、JBエリア外にて。 さて、今週末は霞ヶ浦でJBトップ50が開催されており、初日はナイススコアが出ていました。
今の霞水系を計るうえでも、結果に興味津々です!
--------------------------------
※川村さんへのメッセージ、この連載のご感想を受け付けております。メールの件名を「川村さんへ」としたうえで 下記のアドレスまでドシドシお送りください!! inquiry@lmg.jp
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。