田辺哲男【VOICE】2023/08/13 ウエイクプロップの可能性

今週は亀山ダムへ。

当日の天気予報は雨。

雨量は少ないけどずっと雨が降るということで、何か起きるんじゃないかなという思惑もありで(笑)。

試したかったのはウエイクプロップ。

というのも、この間の榛名湖ロケで沖のフィーディングフィッシュをウエイクプロップで釣ることができたんだよね。

しかも、オープンウォーターのただ引き。

ワカサギ稚魚食いのバスがこれで食うんなら、ワタカの稚魚とか小さいベイトを追っているときにベイトサイズに関係なく、トップに出せるカテゴリーとして、ウエイクプロップってなにか可能性があるんじゃないかと思い、新たにウエイクプロップをいじっている次第です。

これまで、ウエイクプロップはトゥイッチによる点で使うルアーだったから、ただ引きはあまり使ってこなかったんだ。

アメリカではこの激シャローを引いてこれるウエイクタイプのルアーはすごく多いんだけど、日本で実際そこまで浸透していない。

そもそも適したエリアが少ないからね。

たとえば、タイダルが絡む広範囲のウィードエリア。

ポトマックリバーとか、タイダルの影響で水位が下がって、ワンド内のウィードが水面まで近づいてきた時に、プロップをただ引きしますよっていう。

こういうシチュエーションは、日本はまずないからね。

話を戻すと、榛名湖の沖の稚魚付きのバスがウエイクプロップただ引きで食ったってことは、亀山の小さいベイト付きで食うんじゃないかと試してみようと思ったわけですよ。

ウエイクプロップのただ引きの動きをちょっと強くしようとか、速く巻いても潜らないようにしようとか試しつつ、ウエイクプロップの他にシングルコロラドとかヒラトップとかを使いながら、亀山に挑んだわけです。


で結論から言うと、全然釣れない(笑)。

雨なんか全然降らないし、しかも現在亀山は大減水中で、水面はアオコだらけ。


バスが稚魚を追って食っている様子は確認できるから、フィーディングしてるにはしてるんだけど、サイズもイマイチだし全然釣れない(笑)。

そこで、フラチャットのネイキッドを取り出したらあっさり1本キャッチ。


なんだ釣れんじゃんて思って投げ続けたんだけど、後が続かない。

やっぱり巻きの日じゃないのかと。

バンクや沖を交互にやっていったけれどチャンスはなく、夕方にウエイクプロップでデカそうなのがドンと出ただけで終了。

釣果はイマイチだったけれど、ただ引き&ちょっとトゥイッチ入れながら、ストップも入れながらやると出た。

こういう巻き方で出るんだっていうのがわかったのが唯一の収穫でした。

このルアーがこの後どうなっていくかわからないけど、今もせっせといじくり倒していますよ。

榛名湖では、I字を浮かしていても食わないバスを、ローカルはミドストで食わせていた。そのミドストのレンジにいるバスを浮かせて食わせるにはどうすればいいのかを俺は試みたわけです。

深いレンジのバスをミドストで釣るんなら、それって何年時代戻るのって話で(笑)。

俺は戻りたくないし、いつまで経ってもそれじゃバス釣りが進化しないでしょ。

俺は水面に浮かせて食わせたいし、そのほうが楽しい。

少なくともデカいのを食わせられるはずだしね。

ちなみにウエイクプロップは、ロッドはHB660L-Gcで使ってました。

ちょっと柔らかいほうが竿先に振れ幅ができるから、ルアーの泳ぎがいいんだよね。

ということで、今週はこのへんで。

来週もよろしく!

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