田辺哲男【VOICE】2023/11/26 ターンオーバーとの向き合い方

今週はルアー作りに没頭して、釣りに行けませんでした。

そこで、先日行われた艇王の決勝に少し触れてみようかなと思う。

今、亀山ダムとか高滝湖はかなり厳しい状況が続いている。

まぁ俺も最近、湖に出たから痛いほどよくわかる。

その理由が秋の大雨による濁り。

これが広がって、それがずっと続いているといった状況。


でも、そもそもなんでそんな前の濁りが未だに取れないのか?

当たり前だけど、濁りは沈殿していくよね? それが落ち着かない最大の要因は、秋の代名詞「ターンオーバー」が大きく影響している。

10月から降っている雨の濁りは徐々に下の層に入っていくんだけれども、上澄みの水が良くなる前にターンで全部ひっくり返されちゃうから、水が全然良くならないというわけ。

それに加えて、最近は日中も温かいから温められて冷めてを余計に繰り返しちゃう。

だから、濁りが落ち着かないんだ。

そして、下の層の水は酸素量も少ない。

だから釣れないというわけ。

濁りがどうとか以前に、下層の死に水が蔓延しているからバスの活性が上がらないんだ。

そういった状況の中で、そういうのを避ける場所で釣りをしていかなくちゃいけないんだけど、そうなるとターンのしようがないドシャローとか、プロテクトエリアのカバー狙いが王道になる。

でもこの時期もうドシャローなんて魚は少ないし、当然バイトも遠い。

だから、多少は口を使ってくれる魚がいるかもね、くらいのつもりでやる。

ついつい、いつもの場所でやってみたくなると思うけど、この状況だと魚はいても食ってくれないから。

どうしても、魚が多くいる場所でやりたくなるんだけど、そうすると食わない食わないって、どんどんドツボにハマっていく。

そこで、いないかも知んないけどいれば食ってくれるかもしれないシャローに俺は行く。

逆説的な考えだよね。

そもそもこういう状況なんだから、口を使ってくれたらいいねっていう気持ちで釣りをするのが、今の攻略法なんじゃないかな。

俺的にはここ最近はシンコロなんかでいい釣りはできてるから、釣る自信はあるけどさ。

例えばシンコロは大きな具がついてて、見えにくい状況でもバスから見えやすくて、スローに見せられるから、1匹くらい食うぞっていうね。

まぁどのみち1日、1匹か2匹ですよ、その代わり出ればでかい。

バンバン撃ったり巻いたりするのは、ちょっと展開としては速いかもしれない。

スローに見せられるもので1匹っていう感じだよ。

ぜひ、ご参考までに。

ということで、今週はこのへんで。

来週もよろしく!

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