田辺哲男【VOICE】2023/12/17 15年ぶりのレイク・バカラック釣行

メキシコのレイク・バカラックに行ってきました。

最後に行ったのはかれこれ15年前くらいかな。

バカラックは魚が増えていたね。アベレージは40センチくらいで、どんな釣りでも40〜50本は平気で釣れちゃうみたいな感じ。


ただ、一方でデカいのを選んで釣っていくのは非常に難しい。

前はちゃんとデカいのに絞った釣りをすれば答えが返ってきていたんだ。

ガイド達はスローな釣りでボトムを引いてくるとか、シャッドを食べてるから小さめのフラットサイドクランクを使えば、数にサイズが混じる可能性が高いと言っていけたけどね。

そうやってデカいのを釣りたいわけじゃないし、そもそもそういうタックルは持ちあわせていない。

だから、序盤はサイズを釣るっていう面で苦労したね。

やっていくとトップはあまりハマらなかったけど、マグナムとスピナーベイトは効果的だった。

本当はヒラトップ170でテラピラ食いをやっつけるぜとか思ってたんだけどね(笑)。

バスの状況的にはスポーンに入っているような感じで、ベイトはテラピアじゃなくてシャッド。

そのシャッドもサイズが整わなくて、パターンに成り切ってない。

かと言ってワームをズルズルというのもやりたくないしなぁ…、というなかで戦ってました。

前半は苦労したんだけど、後半になってくると『こういうことか』ってだんだんわかってきて、それからはいろいろ新しい発見もあっておもしろかったよ。

メキシコだからってことじゃなくて、ネストに入りかけたフラットなエリアのビッグフィッシュを、こうやればハードベイトで釣れるんだっていう発見があったからね。

だから、春の豊英ダムの同じようなバスに対して試したらどうなるか楽しみだよね。


映像を見る人たちには、こんなにたくさんのパターンで釣れるんだ、そのなかでこうやってビッグフィッシュにフォーカスしていくんだって、そういうところが見どころになると思う。

リアルなバスフィッシングを堪能したよってところを見て欲しい。

今回は平岩孝典、吉田遊もいるから、彼らがどういう釣りをしているのかも合わせてね。

海外は普段行かないから興味ないですっていう人もいるかもしれないけど、バスフィッシングの本質を知るにはとてもわかりやすいから、今回の動画もぜひ見てほしいと思う。

レイク・バカラックはレイク・エルサルトと違って漁師に厳しい規制がある。

だからバスも数が多いんだ。

街を救ってくれるのはアングラーだから、バスフィッシングで外貨を稼ごうよっていう姿勢なんだよね。

これが当たり前だと思うよ。

魚の資源があって、それで稼げるのにそれを活かせてない日本がはっきり言って遅れている。

アメリカはおろかメキシコにすら追いつけてないよって。

そして伝えたいのは、メキシコは決して夢の釣り場じゃない。

ひとりで行っても空港まで迎えにきて、船を出してくれる。

だから、家族や仲間内と日程が合わないなら、ひとりで行ってエンジョイして帰ってくればいいし。

今回は6日間の行程で釣りは3日間半できた。

空港と釣り場だけの旅の行程ならとても安全だし、いつでも行けるよ。

今、世界中のゲームフィッシュフィールドの意識が変わってきてる。

アマゾンでピラルクを狙う場合でも、生きエサは飲み込んでしまうから禁止、ルアーオンリーでフックはバーブレス、リリース前提になっている。アマゾンの超奥地でもそういうふうになってる。自分たちの生活を続けていくために、ちゃんとルールを作って頑張ってるわけだ。

日本は固有の肉食魚がもともと少ない。

昔はギギとかいたけど、かなり少なくなってる。

昔は河口湖でメタルやってるとよく釣れたもんだけど。誰も保護しようという考えなかったからね。オヤニラミも天然で見かけることは少ない。

メキシコの田舎町だって、みんなで一丸となって自然を守ってそれで稼いでいこうってなってるのに、日本は遅れてるよ。


そんなところも含め、動画を楽しんでみてほしい。

それでは今日はこのへんで。

来週もよろしく!

0

コメント

ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。

もっとみる