先日、相模湖に行ってきました。
釣れなかったけどね。
水温は8度台。この寒くなって釣れなくなってる状態でやっぱり行きたいじゃん。
ただ釣りが好きだから行ってるわけじゃない。
好きとか嫌いとかの問題じゃなくて、そういう厳しい状態でも食うルアーを作ろうとしてる。
ってことは行かないとダメじゃんという単純なハナシ。
だから相模湖でも今作ってるマグナムで挑んできましたよ。
冬でもデカいのはシャローに残ってるんじゃないか?
それを巻いても食うように持ち込みたいっていうね。
普通のマグナムは、濁りが出て、流れもあって、活性が高いときに食うもの。
じゃぁその両極端にあるものが作れないかなって思ってるわけ。
冬でも魚さえ浮いていればS字やI字で食ってくるっていうのはわかる。
逆にいえば浮いてなければ食わないわけで、そこでマグナムを潜らせてさあ食え!っていうのを作りたいんだ。
これはもう製品化うんぬんではなく、自分がこれまで到達できなかったところに行きたいっていうチャレンジの部分。
行けるかどうかなんてはわからない。
これが10年前だったら、「このルアーなら雨の日にテストだな」ってなってたかもしれない。
逆にいえば、それは活性がないと食わせられないルアーを作ってるってこと。
そこで、普通の日でも釣れるようなルアーを作りたいってなったのが5〜6年前。
それが継続して、普通の日でも釣れて、なおかつ強い釣りで釣りたいよねっていうのが今なんだよ。だから、正月早々、寒くても釣りに行くなんて釣りが好きなんですねって言われちゃうと、なんかバカにされているような気がしちゃうんだ。
そっちじゃないんだよね(笑)。
相模湖ではオーバー5をちょっと大きくしたものを試した。
池原なんかではオーバー5でロクマルがよく釣れているらしいんだけど、じゃあこれをもっと大きくしたら何が起こるんだろうって興味が湧いた。
それで、バイトはあった。
ただプロトの素材だったから、リップが折れて返ってきちゃった。
ぶつけて壊れるのはまだいいとして、魚をかけて壊れるのはまずいよねってことで、ですぐに外側だけ、金型移行への指示を入れました。
まぁ、テストとしては前進した。
オーバー5ってやっぱり何か持っているルアーってこともわかった。
多くの名作のディープクランクはあるなかで、オーバー5は消えずに今も残ってる。それは単純に釣れてるから。
なんか釣れてる、なんか釣れてるっていうのが毎年ちょっとずつ続いて、だんだん確信を得られてるみたいな。
ルアーは流行り廃りに惑わされやすい。
俺だって惑わされてるんだから。
人気があるからって使う人が増えて、使う人が増えたから釣果も聞くようになる。
でも10年20年経って、そのルアー残ってますか?って話ですよ。
だから、釣れるルアーなんてすぐにはわからない。
作った本人だってすぐにはわからないんだから。
今回はこのへんで。
来週もよろしく!
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。