田辺哲男【VOICE】2024/02/04 イケてるアングラーの話

火曜日に亀山湖へ行ってきました。

いろいろいじったジャークベイトを試したかったのと、いつも1月の末に良い思いをしているし、そろそろXデイが来てもいいんじゃないかなってことでね。

結論から言うと、その日は釣れませんでした。

しかも、のむらから出てた人全員デコっていう。

のむらのアングラーでこの時期に通うのはみんなやり込んでる人間だから、全員デコは俺も驚いた。

まぁ、みんなディープはやらずに、シャローで勝負してたからってのはあるかもしれないけどね。



でも、行ってよかったですよ。

アングラー全体の流れとして、なんでもいいから1匹釣りたいっていうより、冬のデカいバスを釣りたいっていう人が増えている。

イケてるアングラーが増えて、オレが昔から言っている感じに向かってきているというか。

ここ最近でかなり変わってきていると思う。

人によって違うし、「もう20年も冬はディープをやって、それで見えてくることもある」っていう人がいたら、それはそれでイケてるとは思うけどね。

イケてるアングラーが増えた一番の理由は、一生懸命食わせの釣りをしても大して釣れなくなったってことだよ。

どうせ釣れても小さいの1匹2匹なら勝負してやるぜっていう、そういう気持ちのアングラーが増えたってこと。

やり始めはうまくいかないかもしれない、でもやり続けてると何かしらヒントが得られるようになってくる。

真冬でもシャローでバイトがあったりね。

そういったきっかけは、そういうイケてるゲームをしていないと一生得られない。

こうやってイケてるゲームをやる人間はこれからもどんどん増えてくるはずだし、オレ的にはもう「ようこそ!」って感じですよ。

それで、沼にハマればどんどんデコも恐れなくなるし、いろいろ悔しい思いをした上での1匹に感動する。

ただ、ライトリグをやっても大して釣れないからって一発を狙うようになっても、そこから半分の人間はあまりの釣れなさに脱落しちゃうかもしれない。

釣れなさすぎて海に行ったりする人間も出てくる。

でも、もう半分はきっかけと突破口を掴んで、バス釣りってこんなにおもしろかったんだってとこに入り込んでくるはず。

業界的には縮小しちゃうかもしれないけど、オレ的にはいらっしゃいって感じだよ。

正直、今のバスの環境だとそれで釣り人が半分になってもいいとさえ思う時がある。

多くの人はバス釣りの未来を見てないからさ。

トーナメントでバスを会場に持ち込んでウエイインするのも時代遅れだと思っている。

厳しい言い方になっちゃうけど、バスを減らして自分たちの首を締めてるだけだからね。

でも、このままじゃヤバい、このままじゃ終わるってみんなが気付いて行動すれば、一気に変わっていくはずだよ。

だから俺は、そういう大会には出ないし、ノリーズカップもそもそもリミット1本でどうだ?という内容にしてるしね。

ってことで、亀山は気持ちのいい天候の日で平和な感じで終わったけど、いろいろ気付きもあって良かったですよ。

ということで、今回はこのへんで。

来週もよろしく!

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