釣りビジョンの「Go for it!」の取材で、東条湖に行ってきました。
東条湖はワカサギレイクということで、今のタイミングならいいんじゃないかということで釣りビジョン側がチョイスしたんだけど…。
実は今、東条湖はワカサギが全然いないらしい。
東条湖もその近くの津風呂湖や生野銀山湖も、ここ数年ワカサギがかなり減少している。青野ダムだけはワカサギが多少残っていて、ワカサギ釣りの人はそこに集中しているとのこと。
ワカサギが釣れなくなってきているっていうのは、関東も関西も一緒だね。
みんなは温暖化の影響でワカサギが少なくなっていると言うんだけど、俺はそれだけじゃなく、農薬も関係していると思う。
ここにきて、内水面の魚たちの減少がかなり悪化してきている。農薬の影響が蓄積しているんじゃないかと、悪い方向ばかりに考えてしまうよね。
全国的にワカサギが減っていくことで、今後の日本の春のバスフィッシングがどうなっていくのか、ちゃんと見極めていかなくてはいけないなって思ったよ。
そして、日本のフィールドが釣れなくなっていくなかで、バスの管理釣り場にももっと目を向けていく必要もある。
ネイティブトラウトをやっている人が、たまには管釣りのトラウトに行こうかなっていうのは不自然じゃないじゃん? バスフィッシングもそうなって欲しい。
ネイティブも管理釣り場も、同じバス釣りですよっていう価値観が広がっていけばいいと思っている。
とまぁ、そんなことを思いつつ、東条湖で釣りをしてきました。
取材の前日、ローカルたちのトーナメントがあったらしい。
結果は、25名出て釣ったのは2人。トータル3匹。
優勝の人はサイコロラバーで2匹、2位はミドストで1匹釣ったと。
通い慣れている手練れたちが束になってこの結果って、ちょっときてるよね(笑)。
そんななかで俺は魚に媚びずに、攻めの展開で釣りをしていってきました。
もちろん、ディープはやらない。3月にディープなんて良いサイズを捨てにいっているようなものだからね。
やっぱりワカサギは少なかった。
2日間で、1匹だけ水面で弱っているワカサギを見かけたけど、それくらいいない。
結果としては、詳しくは番組を見て欲しいんだけど…。
ちょっとネタバレしてしまうと、55.5センチ、約3キロの魚が釣れました。
魚が水面に上がってきたとき、ロクマルかと思うくらいの迫力だったよ。
ちなみに、東条湖ではこれまでロクマルは釣れていないらしい。
三原(直之)に聞いたら、東条湖では3キロオーバーですらほとんど出ていないらしいし、三原も3キロクラスはこれまで1匹釣った程度。
ローカルの人たちが見たらどよめくような回になると思う(笑)。
どんな展開でどんなルアーで釣ったのか、放送を楽しみしていてください。
というわけで今回はこのへんで。
来週もよろしく!
※編集部からお知らせ
田辺哲男【VOICE】は今月いっぱいで終了になります。
ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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