先週降った短時間の大雨。
状況が一変しました。
千葉県南部は特に雨量が多かったようで、どこのフィールドもド茶濁り。 加えて冷たい雨で水温も低下。 その後の天気もイマイチで近年稀に見るタフコンディションです。 亀山は雨が降った翌日のNBC房総チャプターがありました。
優勝こそ3本揃えて素晴らしいウェイトでしたが、その他の方はほぼ1本。
またその週末のJBマスターズの初戦の2日間では両日とも釣ってきたのは5名。
リミットメイクどころか、1匹釣れるかの戦いであったようです。
悪いコンディションとは言っても、上流域は回復傾向にある筈だし、濁りの薄いカバーやクリアな水質のインレットはもう少し釣れそうな気がします。
ところが全く釣れず、
何処のフィールドも一時的にバスの動きが停止したかのような印象でした。 推測ですが、長らく堆積した様々な物質を含んだ土砂が一気に流れ込み、見た目の濁り以上の何かが悪さをしているような気がします。 今回は短時間の大雨でバスが動く余地なく、一気に濁りが回りました。
濁りが沈殿するか、もう少し繰り返し雨が降る事で、水が入れ替われば状況は少しづつ良くなりそうです。 そんな状況の中、週末は数年ぶりに
NBC南千葉チャプターOSPカップに参戦してきました。
高滝湖も浚渫の影響で冬は減水させていたのですが、今回の大雨でマイナス1mからフル満水で濁りも満遍なく回り込んでいます。
満遍なく濁って、カバーの表も裏も一様です。 水温も8℃前後、唯一上流域は回復傾向にありましたが、釣れそうな雰囲気はあるもののバスは少ない印象。 ワカサギも多いとは言えず、フィーディングしている様子も全く見ませんでした。
急な増水と濁りによって差してくるはずのバスとワカサギが足止めをくらっているような感じです。 極々僅かなスポットを丁寧にやって、元々上流域やその周辺に居たバスがようやく釣れるか釣れないかそんな感じでした。
一方本湖は隙間なくド茶濁り。 王道のカバーや護岸のインレットのカバー撃ち。
濁っていても水通しなど僅かな光明を見いだして護岸をハードプラグで巻けば可能性はありそうです。
そして本番は気温は上がるものの、南風の爆風予報。
朝のミーティングでも帰着時間が早まる可能性がある事を伝えられました。
よって、
風が吹くまでは本湖の護岸とカバー撃ち。 風が吹いたら風裏というプラン。 上流域は混み合う事が予想されるし、釣れそうなスポットもバッティングが必至。
競技時間が短縮されれば、上流域までの往復の時間は競技時間を更に削る事になりそうです。
試合の朝はどの方も和気あいあいでありながら、少しピリッと緊張! そして本番。
風が強くなったら風裏のスポットは人が多くなり自由には撃てなくなると予想。
よって先に気になるスポットをドライブビーバーのテキサスで一通り撃ってから護岸へ。
間もなくして予報よりも早く風が吹き出しました。
そして直ぐに強風。
ロッド自体も風に煽られて、まともにルアーを操作出来ません。
そして風裏のカバーへ。
広く浮きゴミがあるエリアでウェイト違いのテキストリグをカバーの濃さによって使い分け、取りこぼしなく撃っていきます。
ところが直ぐに競技時間短縮の連絡。
終了となりました。
結果、68名中6名がウェイン。 優勝は2445g、下流域の護岸でハイカットで2本。 その他の方はカバーやカバー絡みでのワーム系リグ。
上流域ではウェイン一本と予想以上に上流域は釣るのさえ困難な状況だったようです。
OSPカップと言うことでインタビュアーをさせて頂きました。 試合内容的には不完全燃焼でしたが、この時期には南風の爆風は良くある事。
大会運営の的確な判断と選手の安全を優先した行動によって、事故なく無事に大会を終える事が出来ました。
リザーバーとは言え、周囲が開けた高滝湖では荒れた波は本当に恐く、危険です。
正直今までに心底恐ろしいと感じた事もあります。
無理をせず、行かない戻らないといった勇気も必要です。 これから春本番!
釣れてくる季節です。
釣りだけでなく、無理せず安全を第一に釣りを楽しんで下さい。 そして久しぶりのチャプター戦は久しぶりの方にもお会いでき、初めての方ともお話でき大変楽しめました。
緩い大会ももちろん良いですが、遊びながらも試合は真剣。
そんな雰囲気はチャプターならではと感じた次第です。
是非興味ある方は参加してみては如何でしょうか!
亀山では濁りの最中、タイミングを捉えお客様が自己ベストをキャッチ! ではまた来週!
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