GWはいかがお過ごしでした?
ボクは釣り三昧!とはいかず、中国に1週間ほど行っていたツケもあって、事務所で過ごしました。
まあ、スポーニングの最盛期でもあるこのタイミングは、釣りへのテンションも上がらないのが近年の傾向・・・
開発に集中するのに丁度良いのです。
「GW中にニューアクションを生み出す」を目標に、ひたすらワームを手作りしていました。 タイプはまだ明かせないのですが、ボクが思う、
最難関カテゴリーです。
ヒントを言ってしまうと、
“あるボディサイズになると魅力的に動くものがない” というタイプ。
“こんな感じ” のイメージはあったのですが・・・
20タイプ以上、作っては水槽で泳がせてを繰り返し、カスリもせず”(-“”-)”
長めに作ると動くのに、短くしていくと動かなくなってしまう。
ボディサイズの壁をあらためて痛感しました。
しかし、その動かない駄作の一つを、思いつきで違うフックセッティングにしてみると、目を見張る動きが!! でも、やりたかったこととは違うし、用途も狭いかな~・・・
GW明けて、鈴木翔にその動きを見てもらうと、「こうしたらありなんじゃないですか!?」と助言をもらい、早速それを適える改造を施したのですが・・・
その動きは出なくなりました”(-“”-)”
また振り出しに戻りましたが、諦めずやってみます。
他アイテムでは、まだ名は無きミノーシェイプワームの4次試作が到着しました。 ネコリグでの使用をメインに、ジグヘッドやホバスト、そしてブレ―デッドジグのトレーラーも想定しています。
動きがピンピンしすぎていたので、ボディサイドに入れていたリブを深くするとともに背と腹にもリブを回して柔軟性を高めました。 ただ、柔らかくし過ぎてしまうと、ネコリグで横方向にスライドしながら泳ぐ性能が損なわれてしまいます。 その丁度いいバランスを突いたつもりでしたが・・・
まだちょっとピンピンしすぎでした(-_-;)
GW中、草深が琵琶湖に行っていたのですが、安定のブレーバーⅡに加え、このミノーシェイプワームのジグヘッドリグで55cmを釣っていました。 それも、その時点で最新だった3次試作ではなく、1次試作にボクがハサミで切れ込みを入れたもの。
手作業なのでザクッと深い切れ込みが入っているのですが、ジグヘッドリグに関してはこれが一番いい動きが出ると。
しかも!65cmを超えるバスを掛けて、キャッチ寸前でバラしたとのこと!!
一旦は手に触れるも掴めず突っ込まれ、浮上したときにフックが外れたとのことです。
残念ではありますが、このサイズが口を使ったことは朗報でした。
草深の琵琶湖でのミノーシェイプワームのタックルです。
そして釣友からも釣果情報が。
ルアマガのロケで昨年訪れた長野県の希望湖では、まだ雪が残る中ギャップジグにギミーやBUダディ(ポーク)の組み合わせでグッドサイズをキャッチ!
さらに、小貝川や印旛沼水系からも釣果報告が相次いだのですが、中でも目を引いたのが、違うアングラーそれぞれが、ギミー4.5インチのネコリグでグッドサイズを釣っていたこと。 そういえば、少し前に遠賀川の山口諒也も1匹で2位に入るビッグフィッシュを同リグで仕留めていました。
ネコリグはギミーと好相性なリグのひとつで、チョンがけならではの可動域の広さはしなやかに曲がるボディが生かせます。 そして、4.5インチの水掴みの強さとそれによる移動距離の少なさは別格といっていいレベル。
そのボリューム感に抵抗のある方もいるかと思いますが、ギルシェイプが持つデカバスへの訴求力が生きるのはこのサイズからだとも感じています。
また、自重がある(20g以上)ためキャスト時に身切れしやすいので、身切れ防止パーツは必須です。
参考までに、ボクはネコストッパー(バスマーク)のLサイズに、フックはパワーワッキーガード(ハヤブサ)の2/0を合わせています。 ネイルシンカーは一般的なものでもOKですが、先端に重心が集中しているタイプの方がよりレスポンスの良い波打ちアクションを出せるのでおススメです。
アノストシンカーTGやジーニアスプロジェクトネイルシンカーのようなタイプですね!
ウエイトは3.5g以上と重めの方が、ボディサイズやフォールスピードにおいて相性が良いです。
さて、それではボクは開発に戻ります・・・
--------------------------------
※川村さんへのメッセージ、この連載のご感想を受け付けております。メールの件名を「川村さんへ」としたうえで 下記のアドレスまでドシドシお送りください!! inquiry@lmg.jp
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。