折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2024/6/7 H-1初戦相模湖 まさかの大苦戦!?

先週末はH-1グランプリ初戦となる相模湖戦が開催されました。

直近の様子は雨も多く、コンディションは安定してない様子。

スポーニングを終えたタイミングのバスが多そうですが、個体数が多く、本湖と上流域では季節感が異なるタイミングなので、まだまだプリスポーンのバスやスポーニング中のバスも多く居ると思われます。

満水の相模湖!オーバーハングはヒタヒタです!

プラでは絶対数が多いアフタースポーンの個体を中心に狙っていきました。

先ずは全体を手早く一周。

多少の差はあるもののバスは湖全体に居る印象でした。

ただ川筋の上流域は水温やカレントが変動しやすく試合時間中に魚影やコンディションが安定しなそうで、釣果にばらつきが出るのでパス。

メインは本湖と川筋の下流域に絞っていきました。

そして数ヵ所でバスが多く居るエリアが確認できました。

ただかなり手強い。

スクールになってワカサギとバスの稚魚を食べているのです。

ただスクール自体もあちこちに居て、そして巨大。

10匹から多いと30匹以上。

ただスクールを形成するサイズはまちまち。

同じスクールでも20センチから50センチ弱までが友に行動しているようでした。

観察していると珍しい事を発見しました。

それは小さいバスの方が優位に稚魚を食べれていた事。

大きいバスより、小さいバスの方が小回りが利いて機敏からかよく食べれていた事を目にしました。

そしてルアーへの反応は真逆。

普段はより大きなバスの方が釣るのが難しいのが常です。

しかし今回は、集団の中で上手く食べれていないのか、明らかに大きなバスの方がルアーに対して反応が良いのです。

ただ最後のひとくちとなるとなかなかバイトせず。

そこでオーバーリアルをバンクに寄せてキャストして、ラインもバンクに密着させて、ゆっくりバンク沿いを引いてくると反応が激変。

上手く誤魔化してバイトまで至りました。

プラで釣れたオーバーリアルフィッシュ。

それと、ミノーとシャッドの釣り。

定番でありますがドゥルガSPとハイカットDRでバスの多い場所、フィーディング場所となるフラットで数尾から反応を得られました。

そして本番です。

前夜はかなり強い雨が降ったのが唯一気がかりな点。

スタートは真ん中。

ソコソコ人は居ましたが無事にエリアに到着。

と思ったら流していく予定の最初の岬で激しいボイル。

しかもサイズも悪く無さそう。すかさずラウダー60をキャスト。

そして激しいバイト。

すかさず合わせると、何の抵抗もなくルアーが宙を舞いました。

ルアーの真隣で普通にボイルしたのを勘違いしたようです。

疑い無くフッキングしたルアーは頭上の枝に何十巻き?

ボイルタイム終了です。

期待が持てる出来事であったのをよそに、以降は要所を見て回りますが、全くバスのスクールを目にしません。

水も前日のドクリアから一転、少し粒子が濃い濁りが入ってきています。

逆に釣れやすくなったと想定して、一段下や外側をハイカットやドゥルガで流していきますが全く反応なし。

アフターが入ってきそうなドシャローやタテストも反応なしでした。

濁点が足りない魚!このサイズだと途中までバスかと思っちゃいますね。

そして終了。

相模湖戦ではたぶん初のノーフィッシュ。

ただ帰着してびっくり。

1日難しかった印象でウェインは多くないと思っていましたが、検量はかなりの長い列。

上位のインタビューでは、釣り方やエリアもバラバラ。

共通項としてはスポーニング前後らしいエリアで少し淀む場所というくらい。

ライブサイト、普通のサイト、クランクやシャッドまで。

上位入賞者!ここまでパターンが三者三様だと面白いです!

上位はそれなりに合点がいく話でしたが、謎だったのが予想以上のウェイン率。

帰着後に色々な人と話した事をまとめると、定位せずにウロウロしがちなアフタースポーンのバスである事と、雨のちくもりといった天候によってポジションが安定しなかった事が原因かと。

あまり決めつけずにさらっと流して行った方が、リミットまでは揃わずとも拾っていけたような印象でした。

一方しっかり場所とルアーを選んで!というプラらしいプラをした人は、こけた人が多かったと思います。

プラをする目的はバスが多い場所をみつけ、反応するルアーを探していくという事に終始しがちですし、通常の季節であればそれが正解となる事が多いのも事実。

ただ今回はプラをしながらぼんやりとして分かりにくい状況だと思いつつも、一方で場所や釣り方をどんどんフォーカスしてしまった事が反省点です。

見つけた事も芯をくってないと薄々感じていたのに、押し通してしまった結果かなと。

そのぼんやりしているというインプレッションを上手く捉える事が重要だったと思います。

やっぱりプラは湖の全体像を正確に把握する事が大切だと改めて感じました。

トーナメントは難しいですが、やっぱり面白い、

直ぐに月末はH-1新利根川戦、頑張ってきます!

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