折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2024/8/16 房総リザーバーの今後のパターン考察

今週は亀山でガイド中心のフィールドワーク。

暑さもお盆中で恐らく最高地点。

水温は朝から30℃越え。

日中は32℃。

数字だけを見るとタフコンデションを想像してしまいますが、それでも減水が進んでいるので全体的な釣り人の釣果は安定していました。

その理由はワタカやオイカワのフィーディングは一日中どこかで起きていたこと。

ボイルであれば一目でわかるので、良いエリアかどうかは一目瞭然です。

更にはワタカの大群があちこちに居ること。

小さい群れであれば直径1m位、大型の群れであれば直径10m以上の大群になることもあります。

群れは水面に出ている事が多く、その多くが水面下2m位までの群れの厚み。

ワタカの大きさは10センチ前後が圧倒的に多いようです。

バスはこれらの群れの下に入ってフィーディングしたり、周りを徘徊しながらフィーディングするタイミングを狙っているようです。

こちらも目で見えるのでアクティブなバスが多いエリアの指標になります。

一見何の目論見無く、沖にただ居るワタカの群れのように感じますが、良く見るとカレントやシェードなど丁度良いと感じるスポットに居る傾向があるようです。

ワタカの群れ!これでも中くらいの大きさ。

注意深く観察していると、バスのボイルも案外同じような場所。

なぜそこなのか?

状況や場所ごとに異なりますが、良く観察することでおぼろげながら、ルアーのコースやレンジも見えてくると思います。

とは言え十分にエサの多い状況。

つまりボイルしているタイミング除いては、ルアーへの反応がシビアになる時間帯も多め。

そんな時はルアーを少し強め大きめ、若しくは動かし方を強めにすると反応することもありました。

ラウダー60、メタルブレードジグ、ハイピッチャー、カレン。ラウダーはポップ音で気付いて貰いポーズで射程圏内まで引き寄せ、細かな誘いでバイトさせる感じ。

それ以外のものは速すぎず、遅すぎずのただ巻きが基本です。

逆に王道通りに少し小さくしても反応が得られました。

HPシャッドテールのジグヘッド、マイラーミノー、サイコロラバーなどです。

HPシャッドテールにヴェスパ0.9g。今週までは鉄板でした。

効果的なアクションも順にただ巻き、ミドスト、逃がし。

各々がどうと言うよりも、アクション間の止めてバスを待つ時間の長さで使い分けました。

ただ巻きは止まらず進むのでバスのスピードが速くアグレッシブな時。

にがしはその逆でバスが距離を詰められない時。

逃がすと言うよりも、強く動かして気付かせた直後に浮遊させて食べやすい状況を作ります。

強さと弱さのギャップでバスに距離を詰めさせる効果があるのではと感じます。

ミドストはロールアクションでその中間のスピード。

ただルアースピードはそれでも遅いので、初期反応以外は見切られがち。

あまり粘らずどんどん移動していくか、ルアーローテーション、カラーローテーションしていく事がバイトを多くするコツです。

ただこれらは数釣りは可能な反面、サイズアップが難しい事。

人手の多い時は100艇超が浮いている亀山湖。

それでも連日の釣果を見ると50アップどころか45アップでも難しいと思える結果。

恐らく大きいバスにとっては高水温&低酸素状態は大問題で昼間は活動していない状態だと考えられます。

バンクをSSギルで撃ったらデカイの来そうですが、このサイズ止まり!

ただ元気なフィーディングバスは良く引くし、コンディションも抜群。

大げさでなく10センチ増しの引き応えです。

抜群のコンディションと引き!

さてここまで解説していて恐縮ですが、本日は台風。

大きな被害は出ないことを祈りますが、フィールドの状況は大きく変わるタイミング。

ただ9月以降も暑い日は続くようなので、同じ状況になったのなら、参考にしていただければ幸いです。

それではまた来週!

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